「実写化して大丈夫なの?」と早くも心配の声が出るほどの衝撃作が映画化決定です。

押切蓮介さん原作の人気コミック『ミスミソウ

メガホンをとるのは、内藤瑛亮監督。
2018年公開です。

ここでは、映画のあらすじと見所を紹介しましょう。

そして肝心要のキャストは?

最後に原作ネタバレもありますよ。

ぜひ、ご覧ください!
スポンサーリンク

ミスミソウ 映画のあらすじは?

父親の仕事の都合で、東京から過疎地の中学に転向した野咲春花(のざき・はるか)

春花が通う大津馬中学校は、あと2ヶ月で廃校になることが決まっていました。

つまり、来春の卒業生が、最後の卒業生ということになります。

暴力の裏には、暴力あり。

幼少の頃より、母が父に殴られる光景を見て育った子。
あるいは親からの虐待に苦しんだ子。

小さい時から暴力を見て育った子が、中学生になり、人に暴力をふるうのは、あまりにも悲しき現実です。

いじめの裏に、DVと虐待あり。
しかし、そんなことは理由になりません。

春花は、よそ者というだけで、酷いいじめに遭います。

ただ、同級生でカメラ好きな男子生徒・相場晄(あいば・みつる)は、いつも春花のことを助けてくれます。

全くの孤独ではなく、そういう友達がいることは、心の支えになりました。

家へ帰っても、優しい両親と、かわいい大好きな妹の祥子(しょうこ)がいます。

鈍感な親ではなく、父も母も、春花が学校でいじめられているのではないかと察知し、心配します。

春花は、あと2ヶ月我慢すれば卒業できるので、親に問われても、いじめられていないと答えるのです。

ある夜、いじめられていることが決定的にわかってしまい、その翌日、父は学校に抗議をしに行きました。

ところが担任の南京子(みなみ・きょうこ)は、いじめの事実を認めません。

「全く話にならない」と怒り、帰ろうとする父の背中を、後ろから蹴る男子生徒。

シューズには釘を装着している悪質さ。
とてもただの悪戯では済まされません。

背中に怪我を負った父は、こんな学校に大切な娘を通わせるわけにはいかないと、春花に「あの学校にはもう行くな」と強く言います。

このまま卒業の日を待てば、また笑って暮らせる新しい生活が始まるかと思っていた矢先、家が火事に!!

春花は両親を失い、妹の祥子も重傷。

一番大切な家族を奪われ、春花は変わります。

出火原因は放火で、犯人もわかり、春花の顔つきは別人のように豹変。
最悪の復讐劇が始まるのです。

それは、何のフォローもない、救いようのない、残酷な、絶望しかない仕打ち。

春花をいじめたことを後悔しながら、次々とあの世へ送られる生徒たち。

そして、「まさか!」という人まで火事に関与していた事実を知り、春花は衝撃を受けるのです。

目を背けたくなるけど、次の展開が気になってしまう中毒性のある作品。

いったいどんな映像になるのか、想像がつきません。
スポンサーリンク

ミスミソウ 映画のキャストは?

映画『ミスミソウ』は、すでに撮影が終わり、あとは2018年の公開へ向けて編集作業が進められています。

ということは、もちろんキャストはとっくに決まっているわけです。

それなのにキャスト未公開というのは、戦略なのでしょうか?

情報解禁が「いつ」とも特に出ていないし、ファンの間でもキャスト予想が繰り広げられています。

高校生役なら、20代の大人の俳優が演じることは、もはや当たり前になっていますが、今回は中学が舞台です。

さすがに中学生となると、20代の大人が演じるのは厳しいでしょう。

10代でスターといえば、すぐに浮かぶのが、広瀬すずさんと永野芽郁さん。

でも、主人公の春花のイメージとは違うし、しっくり来ません。

現役中学生の芦田愛菜さんなら見事に演じ切れそうですが、もしもそうなら、スポーツ新聞や朝のテレビ番組でニュースになっているような気もします。

有名俳優だと、撮影の目撃情報がネットに載り、情報解禁前にバレることもあるのですが、今回は全くのシャットアウトに成功?

そこで多くのファンが推測するのは、オーディションを勝ち上がった無名の新人が、主演をはじめ重要登場人物を演じるのではないかということです。

無名なら撮影をしていても、それほど話題にはなりません。

中学生だし、新人の可能性が高いのではないでしょうか。

いずれにしても、キャストの発表が待ち遠しいですね。

ミスミソウ 映画の見どころは?

原作ファンの関心は、果たして、どこまで描くのかということです。

「原作の過激さをそのまま描いた」と言われ、話題作になったのは、深作欣二監督・藤原竜也主演の『バトルロワイアル』(2000年)です。

今作『ミスミソウ』も、殺戮シーンがありますが、その手口が凄惨です。

「えぐい」「悲しい」「怖い」「残酷」「絶望」と、いろいろな感想が語られる春花の復讐。

いじめだけでも十分復讐の理由になるし、そういう映画もあります。

しかし、春花の場合は、家族も奪われているので、ひとたび暴走したらもう止まりません。

釘やボウガンが使用されているのも意味があり、もともと釘やボウガンで攻撃してきたのは、「あいつら」という思いが、そういう凶器を使わせたのか。

この映画は、どんなメッセージを世に問うために、制作に踏み切ったのでしょうか。

押切作品初の映画化で、「R指定になるかも」という声もあります。

内藤瑛亮監督のツイートでは、画像が二枚。

雪道が延々続くロケ地と、撮影風景。

でもスタッフしか写っていません。

内藤監督は、実際に起きた残酷な事件の資料を数多く読み込んでいる人なので、一般市民とは違った視点で描くのかもしれませんね。

ミスミソウ 原作ネタバレ

では、ここからが原作ネタバレです。

カメラが大好きな相場晄は、三角草を撮影していました。

そこへ、マフラーを巻いた裸足の少女が歩いて来ます。

「おまえ、靴はどうしたんだ?」

「なくした」

「なくしたって、おまえな」

野咲春花は、「何撮ってるの?」と覗き込みます。

「三角草」

「ミスミソウ?」

相場晄は、優しい眼差しで春花に語ります。

「この草は厳しい冬を耐え抜いたあと、雪を割るようにして小さな花が咲く。春になると、このあたりは三角草でいっぱいになって、いい写真が撮れる」

また撮影に夢中になる晄は、

「春が来て、卒業すれば、今よりもっと笑って過ごせる日が来るだろ」

帰宅する春花。
靴を履いていない娘を、両親は問い詰めます。

「だから、間違って履いて帰られちゃったって言ったでしょ」

東京の生徒数が多い中学ならいざ知らず、来春の卒業生は十数人という過疎地の中学校。
娘の嘘はすぐにわかります。

入浴後、春花がドライヤーで髪を乾かしていると、幼い妹の祥子が、姉の春花の背中を指で突いて逃げます。

「こらあ!」

「キャハハハハハ」

じゃれ合う仲の良い姉妹。

(しょーちゃんは私に元気がないことに気づいている。こんな小さな妹に見破られるなんて、胸が痛いな)

翌日、登校すると、春花の机は傷だらけで、ナイフで「カエレ」と。
その時、相場晄が、怒りの表情で皆に言います。

「何くだらねーことしてんだよ。誰だよ」

「相場くん・・・」春花は神妙な顔。

相場晄は、女子のリーダー的存在の小黒妙子に、

「オメーだろ小黒。ガキか」

小黒妙子は春花を睨みます。

「やったのは俺だよカメラ小僧」

口を挟んだのは男子生徒の久賀秀利。

「相場、相変わらずヨソモノとナメあいたいんか?」

「ガキ」

「は?」

一触即発かと思ったら、担任の南京子が来て、

「席につきなさい久賀君」

「南センセー、野咲さんの机が酷いことになってますよー」

「早く席につきなさい」

「放置かよ」久賀が笑いながらすわります。

担任の南京子もこの大津馬中学校の卒業生で、中学時代にいじめられた体験がトラウマになり、今も不良生徒が怖くて逆らえないのです。

放課後。

「のーざーきーさんっ。小黒さんが裏山でお呼び出しでーす」

春花が裏山へ行くと、小黒妙子と複数の女子生徒が待ち構えていました。

下駄箱から盗んだ春花の靴を、汚い川に放り投げる妙子。

春花が急な坂を下りて川へ入ろうとしたら、滑って倒れ込み、泥だらけ。

「キャハハハ、ひっかかった」

「そこは落ちたらなかなか出れないゴミ溜めだよ」

靴だけではなく、春花の教科書やノートもゴミ溜めにばら巻きます。

「東京に帰れ、バーカー」

「オメーみてーな部外者と卒業すんのはまっぴらごめんなんだよ」

そんな理由で、なぜこれほどまでにむごいことを・・・。

「相場晄をどーやって手なつげたか知らないけど、あんま調子乗ってるとマジで殺すぞ」

満月の夜。
春花がまだ帰って来ません。

学校に連絡すると、靴も上履きもなかったと言われます。

心配になり、父と母と祥子は、春花を探しに行きます。

春花は急な坂を上がれずに、しばらくゴミ溜めにいたのです。

ようやく上がることができ、寂しい夜道を歩いていると、

「しょーちゃん・・・」

妹が走って来ました。

その後ろには両親。

春花にとって、家族が最高の心の支えだったのですが・・・・・・。

(それから数日後に、私の家族は、焼き殺された)

豹変した春花の、凄惨な復讐劇が幕を開けます。

まとめ

メインテーマはいじめで、その裏テーマに虐待とDVがあります。
どれも深刻な社会問題です。

さらに壮絶な復讐劇がラストまで連続するのです。

いじめは最近のことではなく、昭和の時代からありました。

これだけ問題になっているのに、全くなくならないいじめ。

復讐というインパクトで、制作陣は、どのようなメッセージをストーリーの中に溶け込ませるのでしょうか。

「原作ネタバレ」でも悲惨過ぎるシーンは意識して省きました。

絶望のサイコホラー『ミスミソウ』

「実写化するなんて正気?」とかなり話題になっていますね。