各社の「憧れの職業ランキング」を見ると、夢よりも堅実な安定志向が顕著。

それでも特に女子中高生の間では、「芸能人」は上位ですね。

本日紹介する2018年公開の映画は、芸能界が舞台のラブストーリーなので興味を持つ方も多いのでは?

白石ユキさん原作の人気コミック『あのコの、トリコ。』が映画化決定です。

ここでは、映画のあらすじと見どころ、そしてフレッシュなキャストを紹介しましょう。

最後に原作ネタバレもありますよ。

ぜひ、ご覧ください!
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あのコのトリコ 映画のあらすじは?

人は、恋をすることで、夢を追いかけることで、魅力的に輝いていく・・・・・・。

幼馴染の3人、雫(しずく)と頼(より)と昴(すばる)は、幼稚園の頃、約束をしました。

特に雫が男子二人をリードするように、

「私たちはスーパースターになるのだ!」

約束だからねと指きりをする3人。

あれから月日は流れ・・・。
鈴木頼、16歳。

電車に揺られながら、10年ぶりにこの街に戻って来ました。

スーパースターとはほど遠い地味な印象のメガネ男子。
女性教師に転入届けを出した際、言われます。

「明日からよろしくね鈴木君。この学校ちょっと騒がしいかもしれないけど、いいとこだから」

「騒がしい?」

「あら、聞いてない? 実はウチの学校、芸能人が通ってるの、美男美女の」

自慢げに語る先生は、無表情の頼のことは気にせず、満面笑顔で止まりません。

「そのうちの一人がね、今をときめく東條昴。そしてそして新人アイドルの立花雫。知ってるかしら?」

「はい、嫌というほど」

「え? 嫌というほど・・・」

頼は一人、呟きます。

「よりによって同じ学校。最悪というのはこういうことだ」

絶対に会いたくない人がいる学校。

そこへ走って来たのは立花雫。

「うそ、頼?」

「俺の大好きだった・・・そして」と頼が独白しているところへ、激怒した顔の雫が、ゴッ!!!
まさかの顔面パンチ!

たまらずダウンする頼は、驚きの表情で、「なっ・・・?」しか言えません。

「一体今まで連絡もしないで何やってたんだよ! 何も言わずに勝手に引っ越しするなんてほんっと腹立つ!」

頼の襟首をつかみ、「今までどこで何をやっていたか洗いざらい吐いてもらう」とぶんぶん揺さぶる雫に、頼は冷静に言い返します。

「俺は、話したいことなんて何もない。芸能人になんか関わりたくない」

怯む雫。

「どうして、どうして頼がそんなこと言うの? 一緒に役者やろうって約束したじゃない」

「そんなの、そんな約束忘れたよ」

雫も昴も約束通り夢を叶え、芸能界で活躍していました。

しかし頼はただの平凡な高校生。

ところが、頼こそ、本人にも気づかなかった凄い才能があったのです。

頼も昴も雫のトリコ。

芸能界を舞台にした三角関係のラブストーリー。

この映画を観たら、芸能界に憧れてしまうかもしれません。
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あのコのトリコ キャストを紹介

では、旬なキャストを紹介しましょう。

鈴木頼/吉沢亮

幼い頃にスーパースターになると約束したが、16歳になった今も地味で平凡なメガネ男子。

でも大好きな雫の笑顔が見られるなら、何でもやってしまう少年。

雫を助けるためとはいえ、無茶な仕事を引き受け、そこで才能が開花してしまう。

吉沢亮さんは、主演の意気込みを語っています。

「原作を読んだ時、男目線で話が進んでいくということが珍しいと思いました。どんくさい男子が主人公で、彼の成長物語が少女マンガであるということが面白いと思います。なので僕の恋している表情とか受けの芝居でキュンキュンさせなければいけない部分が多く、結構プレッシャーです」

立花雫/新木優子

頼の幼馴染で同じ高校に通う新人アイドル。
今はグラビアの仕事が中心だが、目指しているのは女優。

幼稚園の頃から喧嘩が強く、男子をパンチでKOしていた男勝りな性格。

ヒロインの新木優子さんがユニークなコメント。

「メインの3人が芸能界で活躍しているというのも、今っぽいと思います。この作品を観て、芸能界にちょっとでも興味のある人の背中を押すことができるような作品になると思います」

東條昴/杉野遥亮

今をときめく人気若手俳優。
カリスマ性があり、つかみどころがない性格。

雫をめぐり、幼馴染の頼が、いろいろな意味で最強のライバルになる。

杉野遥亮さんが、自身の役柄について語ります。

「東條昴役で出演します。考え方も生き方も僕と正反対の男。幼馴染の3人が恋に奔走する一番キラキラしてる瞬間をぜひスクリーンで見てください」

あのコのトリコ 映画の見どころは?

では、映画の見どころを見ていきましょう。

何といってもフレッシュなキャストの3人が、どんな演技を魅せてくれるか、凄く興味が湧きます。

春ドラマ『CRISIS』(2017年・フジテレビ)での好演がまだまだ記憶に新しい新木優子(あらき・ゆうこ)さん。

1993年12月15日生まれ、東京都出身の165センチ。

夏ドラマ『コード・ブルー~ドクター・ヘリ緊急救命~ THE THIRD SEASON』にも出演します。

映画でも、『風のたより』『インターン!』『僕らのごはんは明日で持ってる』など主演・ヒロインで大活躍の新木優子さん。

ファッションモデルでもある新木優子さんは、新人モデルの立花雫をリアリティたっぷりに演じることでしょう。

立花雫はとにかくルックスも性格も愛らしいキャラクターですが、制服姿の新木優子さんもイキイキとした表情で輝いていました。

今作は二人のイケメンに思い想われる美味しい?役どころですが、『CRISIS』同様、今回も喧嘩が強く、得意技は顔面パンチ!
吉沢亮さん、杉野遥亮さんとの絡みのシーンが楽しみですね。

吉沢亮(よしざわ・りょう)さんは、1994年2月1日生まれ、東京都出身の171センチ。

2017年は、『銀魂』をはじめ、4本の映画に出演する大活躍。
2018年も今作『あのコの、トリコ。』のほかに2本の映画に出演することが決まっている売れっ子ぶり。

地味で平凡なメガネ男子かと思ったら、メガネを外して本気を出せば、皆があっと驚く魅力的な男性に変身!
かなりの難役に挑みます。

杉野遥亮(すぎの・ようすけ)さんは、1995年9月18日生まれ、千葉県出身の185センチ。

大ヒット映画『兄に愛されすぎて困ってます』で、芹川高嶺(千葉雄大)の弟・国光役で出演。

自信満々の人気俳優・東條昴を演じますが、杉野遥亮さんは堂々たる長身で適役だと思いますね。

吉沢亮さん演じる鈴木頼と立花雫は相思相愛なので、最強ライバルとして杉野遥亮さん演じる東條昴が、どう割って入るのか。

3人とも幼馴染なだけに、どんな展開と結末が待っているのか、ハラハラドキドキのシーンが連続すると期待します。

ストーリーの中に溶け込んでいるメッセージは、「恋と夢」。

恋する人のためならば、普段出せない潜在力が発揮されるし、夢を追いかけている姿は、やはり輝いて見えます。

今作でメガホンをとる宮脇亮監督も、「恋をすると、誰もがキラキラ輝く」と、高校生の恋と夢がメインテーマのようです。

それにしても、宮脇亮、吉沢亮、杉野遥亮って、偶然「トリプル亮」ですね。

あのコのトリコ 原作ネタバレ

では、ここからが原作ネタバレです。

再会した鈴木頼と立花雫。
全く連絡もしないで何年も離れ離れになった頼に、雫は強行に命令。

「さて、頼には約束を破った罰として今日一日私のマネージャーになってもらうから」

正確には、マネージャーという名のパシリ。

「今日は初めてのCM撮影なの。バタバタすると思うからフォローしてね。はいこれ契約書と企画書」

あの雫がCMに出るなんてと、さすがに感心する頼。

何げなく企画書を開いた頼は、目を丸くします。

「下着のCM!!!」

頼は雫に恐る恐る聞きます。

「あのさあ、マネージャーとしての意見なんだけど、大丈夫なのか?」

「何が?」

「だって、こんな露出した格好・・・」

「別に平気だよ。下着も水着も大差ないでしょ」

(ぐ・・・グラビアクイーンだったのか!?)

「私にもいろいろ事情があるんだ」

突然野心満々の危ない笑顔で語り始める雫。

「今はグラドル一本でやってるけど、こうやって少しずつ大きな仕事もらって、絶対役者になるんだから!」

(何という・・・逞しい)

頼は、「トイレに行ってくる」と言ったきり、なかなか帰って来ない雫を探しに行くと、外にいました。

「こんなとこで何やってる。雫、そろそろスタジオに・・・」

よく見ると、雫はぎゅっとスカートをつかみ、独り言を呟いています。

「大丈夫、下着なんか水着と一緒。絡みだって一瞬だし」

頼は雫にぬいぐるみを渡します。

「・・・・・・?」

「雫が落ち込んでると僕もかなしい。いや、笑ってよ。高校生にもなってバカじゃねーのって、そのほうが落ち込んでるより嬉しい」

雫はぬいぐるみを抱きしめます。

「私がヘコんでる時、真っ先に駆けつけて慰めてくれるのは、頼だった」

再会した時は地味で平凡で変わってしまったと思ったが、違った。

「頼は昔のまま、やさしくてかっこいい頼のままだね」

キュートなスマイルを向ける雫に、頼は感動します。

(俺は、雫のその笑顔が見られて嬉しい。雫の笑顔は、今も変わらない俺の存在理由なんだ)

CM撮影の現場でいきなりトラブル発生。

雫の相手役の俳優が、勝手にお気に入りのモデルを連れて来て、雫ではなくこの子と共演すると言い出したのです。

新人の雫よりも、売れっ子俳優の意見を通そうとする現場スタッフ。

「そういうわけなんで、ゴメンね雫ちゃん」

「雫、大丈夫?」心配する頼。

「仕方ないよ。また次がある。こんなのよくあることだから」

その時、「ふざけんな! これは雫の仕事だ!!」

いったい誰が怒鳴ったのかと思ったら、何と鈴木頼。

ざわめく現場の中、雫も驚きの表情。「頼?」

「あー?」相手役の俳優は柄悪く凄み、頼の襟首をつかみます。

「偉そうに何言ってんの?」

「それはこっちのセリフだよ」と、頼は契約書を男の目の前に出し、諳んじてみせます。

「契約書第12条。正当な理由なき解雇は重大な契約違反である」

頼は鋭い目で、「契約を遂行しなければ多額の倍賞金をそちらに請求することになるけど」

さらに、「『清潔感のある爽やかな下着』と書いてある。そちらの連れてきたモデルより、雫のほうが絶対に相応しい」

そのモデルは「あーん!」と泣きながら走って行ってしまい、男も走って追いかけて行ってしまいました。

「杉村君帰っちゃったよ。どうすんだよ撮影!?」

「・・・俺にやらせてください」

「頼!?」雫は目を丸くして驚きの連続。

よく見るとスタイルはいいし、顔だって悪くない。

スタッフも今から代役を探す時間はなく、鈴木頼を相手役にしますが、素人に果たして演技ができるのかと不安。

しかし、別室で着替える頼の体を見て、女性スタッフが感嘆の声を上げます。

「すごい、きれいな背中、モデル顔負けのいい体だわ」

メガネを外し、準備が整い出てきた頼があまりにも美男子なので、雫は目を見張ります。

「頼・・・?」思わず顔を紅潮させる雫。

下着姿で寝ている雫に添い寝する形の頼は、小声で、

「そういや、雫に再会してまだ言えなかったことがあった」

「え?」

「きれいになったな、雫」

「!!」

かあーっと熱く真っ赤になった雫は、「バカっ、こんな時に何言って・・・」

(空気が変わった! 一体なんなんだ、このコは?)

CM撮影の監督も、鈴木頼の不思議な才能を見出していました。

「カット! オッケーです!」

雫も、感動の面持ちで囁きます。

「頼、私頼のこと、変わってないって言ったけど、間違いだった。頼や昔より、ずっとずっと、かっこよくなった」

雫と頼のCMを見たもう一人の幼馴染、東條昴は不敵な笑み。

「へえ、なんだアイツ、還ってきたのか」

まとめ

おそらく、80年代のアイドル黄金期に比べ、今は芸能界に憧れる人も少なくなったと思います。

堅実な安定志向は決して悪いことではないですが、果てしない夢を追い続ける人生も、ロマンがあります。

そして夢を追いかけている人は、惰性とは無縁の日々なので、やはり輝いています。

恋も同じで、好きな人がいるということは、胸中に大感情が溢れ、破裂寸前の状態なので、目もイキイキと輝き、それが人間的魅力にも繋がるのでしょう。

『あのコの、トリコ。』

思わず恋をしたくなる、思わず夢を見つめ直したくなる、そんな映画になる予感がします。