TBS『リバース』の最終回でまさかのサプライズ!
美穂子(戸田恵梨香)が勤めていたパン屋に客として来たのは、『Nのために』の成瀬慎司(窪田正孝)

深瀬(藤原竜也)が勤める会社の取引先のカフェで働く店員は、『夜行観覧車』の遠藤彩花(杉咲花)

僅か10秒程度のワンシーンに窪田正孝さんと杉咲花さんが出演とは、何という遊び心!

そして本日紹介する作品は、2018年公開予定の杉咲花さん主演映画『パーフェクトワールド

原作は有賀リエさんの人気コミック『パーフェクトワールド』です。

ここでは、映画のキャストとあらすじ、見どころを紹介しましょう。

最後に原作ネタバレもありますよ。

ぜひ、ご覧ください!
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パーフェクトワールド 映画あらすじは?

川奈つぐみ(かわな・つぐみ)は、インテリアデザイン会社「クランベリーズ」に勤務するOL。

きょうは、居酒屋の座敷席で取引先の設計事務所との懇親会。

「川奈?」

彼女にそう声をかけたカッコイイ男性は、紛れもなく初恋の人・鮎川樹(あゆかわ・いつき)

「ビックリしたあ」

高校生の時を思い出す。

山に囲まれた地方都市に住んでいたつぐみと樹。
つぐみはイラストレーター、樹は建築士を目指していました。

「おまえよくクランベリーズに入れたな」

「何それ、ヒドイ」

「ホントじゃん」

知り合いだったとはと驚く同僚たちは、面白がってつぐみを茶化す。

「あんた彼氏欲しがってたもんね」

「何言ってんですか、仕事の飲み会ですよ」と唇を尖らせて赤面するつぐみ。

樹から名刺を渡されたつぐみは、「一級建築士」の文字を見て驚きます。

(スゴイ! 本当に夢を叶えてしまった)

「川奈は会社で何やってんの? インテリアデザイン?」

「あ、えと、まだそこまでは行けてなくて、でもコーディネーターの資格も取ったから」

「そっか」

つぐみは樹を目で追う。
高校の時も素敵だったけど、大人になっても、さらに「カッコよくなったなあ・・・」

まだまだこれから盛り上がりそうな飲み会。

しかし鮎川樹は、「オレ、これで帰ります」

もう帰っちゃうのかと思ったつぐみは、樹の同僚の「一人で大丈夫か?」の一言に、「ん?」

「平気、飲んでないし。じゃあ、川奈また」

「あ・・・ウン」

樹は店員に、「すいません、持って来てもらえますか」

「はい」と笑顔で応じる女性店員。

樹の、両手で体を運ぶ不自然な移動の仕方に、つぐみは小首をかしげます。

何を持って来るのかと見ていたつぐみでしたが、店員が持って来たのは車椅子でした。

「!!」思いがけないことに目を見開くつぐみ。

鮎川樹は、一人、車椅子に乗って帰っていきました。

「川奈さん、もしかして知らなかった? 鮎川は大学ん時、事故に遭ったらしくて、ウチに来た時は最初から車椅子だった」

(・・・・・・歩けないんだ)

突きつけられた現実。
自分の愛は、偽りか誠か。
未来への不安と戦いながら懸命に生きる人々の物語。
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パーフェクトワールド キャストを紹介

では、映画のキャストを紹介しましょう。

川奈つぐみ/杉咲花

インテリアデザイン会社「クランベリーズ」に勤めるOL。

仕事の飲み会で初恋の人と再会。
しかし彼は車椅子生活を送っており、彼女の心は揺れ動く。

意外にも今作が映画初主演の杉咲花さん。
個性派らしく渾身のコメントです。

「原作の魅力を肉体を使って表現させていただくなかで、足し算や引き算が必要になることがきっとあると思うのですが、この作品を皆様のもとへお届けできるよう、映画だから表現できる強さのような魅力を信じて、この作品に身を委ねていきたいです」

鮎川樹/岩田剛典

建築会社で働く一級建築士。

大学時代に交通事故に遭って脊髄損傷。
建築士の夢は叶えたが、車椅子生活となる。

かなりの難役に挑む岩田剛典さんは、意気込みを語っています。

「初めて経験させていただく役どころになります。この作品のテーマでもある大切な人と障がいとともに生きていくという難しいテーマをより身近に感じていただけるよう真摯に向き合い、丁寧に演じていきたいと思います」

パーフェクトワールド 映画の見どころは?

では、映画の見どころを見ていきましょう。

最近、映画で目を見張る大活躍の杉咲花さん。

『劇場版MOZU』(2015年)では、出番が少ないテレビシリーズと違い、ヒロインに。

『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)では、日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞に選ばれた熱い演技。

そして記憶に新しい『無限の住人』(2017年)で可憐なヒロインを体当りで熱演。

今作『パーフェクトワールド』では、岩田剛典さんと初共演。
新鮮なカップルに期待が集まります。

岩田剛典さんは、映画『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(2016年)では謎多き青年。

『砂の塔~知りすぎた隣人』(2016年・TBS)では禁断の恋。

映画やドラマでいろいろな役を経験してきた岩田剛典さん。
しかし今回の役は本当に難しいと思います。

この難しさについて、メガホンをとる柴山健次監督は、「慎重に扱う必要がある」と語っています。

実際に車椅子生活を送っている人の「リアル」を描いているということで好評の原作漫画。

映画を通じて、より広く、その大変さが理解されればという気持ちで、あえて難しいシーンを描いていくようですね。

映画のキャッチコピーが、「不完全な世界 君がいなければ」

これがパーフェクトワールドというタイトルの意味なのでしょう。

原作者の有賀リエさんの話によると、幸い、原作ファンから、「実写化してほしい作品」「実写化するべき」という声が多いそうです。

原作の川奈つぐみは、本当にチャーミングな女性なので、この役もかなり難しいと思います。
杉咲花さんは、若手演技派女優の腕の見せどころですね。

そして、原作の鮎川樹は、つぐみが「カッコイイなあ」と感嘆してしまうほどのイケメン。
イケメンといえば、岩田剛典さんは文句なしのルックスで、適役ですね。

初共演の杉咲花さんと岩田剛典さんの演技に注目です。
物語はラブストーリーですが、制作陣は、「世の中を見直すきっかけを与える作品に」という深い思いでやる気満々なんです。

パーフェクトワールド 原作ネタバレ

では、ここからが原作ネタバレです。

初恋の人と再会した川奈つぐみは、翌日オフィスで、車椅子で帰る鮎川樹の後ろ姿が忘れられませんでした。

その時、後輩の女性社員が軽い調子で言います。

「車椅子の建築士なんているんですね」

「・・・」反応するつぐみ。

「でも建築の仕事なんてできるのかなあ。川奈さんの同級生なんですか?」

「ウン」

「どんな人?」

「・・・イケメンだったよ」

「あ、そうなんですか。でも私、車椅子の人とは恋愛は無理かも」

つぐみは自然に語調がきつくなります。

「そういう言い方はどうなの、無理って」

「だって、簡単な気持ちじゃ付き合えなくないですか?」

(そんなことないって、言い返せなかった)

鮎川樹の設計事務所へ行く途中の街中で、歩きながら自問自答するつぐみ。

つぐみは設計事務所に到着。

(フツーに、明るく、元気に)

そう言い聞かせて、背後から、「あーゆーかーわっ」と両肩を叩く。

樹は、コンペに出す作品を描いていました。

「建築士みたいだね」と笑うつぐみ。

「建築士だよ」

「じゃあ、帰りは遅いの?」

「まあ、でも今日は帰るよ。メシでも食ってく?」

まさかの誘いにもちろんOKのつぐみ。

つぐみは車椅子を押すことなく、隣を歩きます。

「鮎川はスゴイね」

「え?」

「本当に夢を実現させて。私は諦めちゃった」

「川奈。全く触れないのは不自然だから話しとく。オレ、大学3年の時、交通事故やったんだ」

「・・・」

「雨の日、チャリ乗ってて。車にぶつかって、脊髄損傷。それで歩けなくなった」

しかし建築士の夢は諦めず、資格をとり、今の会社に入ったのです。

樹がよく行く店に到着。

「ここ」

「あ、いい感じのお店」

店の前には数段の階段があるから、店員が二人出て来て、車椅子を運びます。

僅かな段差でも、車椅子では上れないことを、つぐみは改めて感じました。

テーブルに着き、食事を注文して談笑するつぐみと樹。

樹は今はとにかくコンペに燃えていて、話題も仕事が中心。

「今回のコンペ勝てたら一緒に仕事できるといいな」

「コンペの締め切りっていつなの?」

「5月末」

「じゃあ、差し入れ持ってってあげるね」

そこへ樹の同僚で、飲み会にもいたナベさんが登場。

「鮎川・・・川奈さん?」

「あーナベさん」

「何だ君ら、そういうことかあ」と怪しい笑顔。

「違います、わたし別にそういうつもりじゃ」顔を紅潮させるつぐみ。

満面笑顔のナベさんがテーブルから離れると、樹はきついツッコミ。

「何マジレスしてんだよ、中学生かっ」

「え、だって」

「大丈夫だよ、オレは誰とも恋愛する気ないから」

樹のさりげない言葉に、心の中から乱れるつぐみ。

それは、やはり車椅子だからということ?

コンペの締め切りまで3日。

川奈つぐみは、鮎川樹を訪ねますが、ナベさんが血相変えて伝えます。

「高熱出して倒れた」

医師の話だと手術になると思うと。

「何で急に?」

「脊髄損傷者じゃ仕方ないんだ。突然体を壊す場合がある。ずっと同じ体勢でいると血流が圧迫されて皮膚が死ぬんだって」

普通の人なら痛みで気づくが、脊髄損傷しているから感覚がマヒしていて気づかないことがある。

つぐみは病院で、ベッドに横になっている樹を見ます。

(わたし、鮎川のこと、何もわかってない)

「川奈?」

「大丈夫? このまま入院だって」

入院と聞き、ショックを受ける樹は、「描かなきゃ、パース描かなきゃ」

つぐみは医師に頭を下げます。

「お願いします。2日間だけ、付き添わせてください。お願いします」

つぐみが見守るなか、樹は、ベッドでうつ伏せになりながら作品を描きます。

しかし体力の消耗が激しく、手が震えてペンが持てない。

「もういいよ、休もう、こんなの死んじゃう。次頑張れば・・・」泣きながら言うつぐみ。

「次がある保証はない。いつ死ぬかわからないのに、今やらなきゃダメなんだ!」

40度近い高熱に息を乱しながらも、樹はペンを動かします。

「お願いもう無理しないで、わたしにやらせて、最後の着色、わたしに塗らせてほしい」

真顔でつぐみの顔を見る樹。

「なんて無理だよね。ごめん、わたしがやったら台無しに・・・」

「おまえが塗って川奈」

「・・・?」

高校生の春休み、つぐみが出品した展覧会に行っていた樹。

つぐみの絵の実力を知っていた樹は、冗談抜きに頼みます。

「台無しになんかなりっこない。オレ、おまえの絵好きだった」

目を見開くつぐみ。

(たとえ、今が、描いた未来と違っていても・・・)

つぐみは樹の指導を受けながら作品を完成させました。

「完璧。だから言ったじゃねーか。台無しになるわけないって」

「そうだけどー」つぐみは脱力。

「ありがとう、川奈。オレ、幸運な人間だ」

そう囁くと、樹は眠ってしまいました。

つぐみは初恋の人の手に触れながら、あの高校生の頃の感情が蘇ってきます。

居酒屋で再会した時は、車椅子を見て引いてしまった自分がいて、そんな自分を責めて。

でも今は違う。

(閉ざした感情が、溢れてくる。もう止められないほど、溢れてくる)

まとめ

原作では同級生のつぐみと樹ですが、岩田剛典さんは28歳で、杉咲花さんは19歳。
映画では先輩後輩の設定のようですね。

岩田剛典さんは20代前半にも見えますが、杉咲花さんもやっぱり10代に見えるので、さすがに同級生では無理があります。

鮎川樹はイケメンというだけでなく、人一倍の根性の持ち主。
岩田剛典さんもイケメンだけではなく、凄い根性の人なので、そこがオファーの理由のようです。

ラブストーリーにプラスアルファで社会的にも関わる深いテーマを世に問う作品。

どんな仕上がりになるか本当に楽しみです。