今回で第40回の節目を迎える日本アカデミー賞が2017年3月3日に開催されます。
映画ファンには毎回楽しみでドキドキの祭典ですね。

『シン・ゴジラ』『怒り』『湯を沸かすほど熱い愛』『64-ロクヨン』
『君の名は。』と『この世界の片隅に』

1年を振り返れば多くの感動的な作品に巡り会えたと思います。

そして、2017年5月6日公開の映画『追憶』は、まさにアカデミー俳優の競演!

ここでは、映画のキャストとあらすじ、見どころを紹介しましょう。

ぜひ、ご覧ください!
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追憶 映画のあらすじは?

それでは、映画のあらすじから見て行きましょう。

パトカーのサイレンがけたたましく鳴り響く。

「血だらけの男性が死んでいるとの通報あり。至急、現場急行願います」

富山県警捜査一課の四方篤も、渋い表情で現場に向かいます。
現場に到着した四方篤は、胸のあたりが血まみれの遺体を直視。

「川端悟37歳」

「・・・・・・」

「刺殺されたようだ」

川端悟は、四方篤にとって、少年時代を共に過ごした忘れられない旧友。

「オレたち三人は、二度と会わないと誓った」

まさか、こんな形で再会するとは。

1992年、冬の能登半島・・・。
親に捨てられた篤は、似たような境遇の田所啓太、川端悟と共に、明るく生活していました。

それは優しく温かい二人の大人、仁科涼子と山形光男のおかげ。
二人は、軽食喫茶「ゆきわりそう」を経営していました。

三人は涼子と一緒にジャンケンをしたり、一家団欒のような談笑を経験。
本来は孤独な子供だったはずが、家族的な雰囲気も味わえたあの頃。

あれから25年。
過去を思い出した四方篤は感慨深いものを感じながらも、最悪の再会の形に険しい表情を浮かべます。

捜査が進み、一人の容疑者が浮上。
似顔絵も完成し、その男が田所啓太と判明。

川端悟がこの男と会っていたという目撃証言が出たのです。
被害者が川端悟で、容疑者が田所啓太とは。

そして自分が捜査をする刑事。
偶然とは思えないこんな再会の仕方に、驚くばかりの四方篤。

田所啓太には、妻の真理がいて、彼女のおなかはかなり大きく目立っていました。

25年ぶりの再会を果たす四方篤と田所啓太。

「久しぶりだな。オレ刑事なんだ」

尋問する篤に怒る啓太。

「おまえオレのこと疑ってんの?」

「疑われたくなかったら捜査に協力しろ!」

「関係ねえって言ってるだろ!」

怒鳴り合う幼馴染。

啓太は、「刑事になって、自分だけキレイになったつもりか」

この一言になぜか何も言い返せずに下を向いてしまう篤、去っていく啓太。

いったい25年前に、何が起きたのか!?
三人には、誰にも言えない過去がありました。

沈痛の面持ちの夫・篤を励ます妻の美那子。

「あなたは一人で何かを抱えている。私にはどうすることもできないと思ってた」

家族にも言えない25年前の秘密とは。
そして、25年前に面倒を見てくれた恩人・山形光男との再会。

「篤君は忘れていいんだよ。誰かが覚えていればいいんだから」

それでも忘れられない、忘れてはいけない真実。

「おまえは何を守ろうとしているんだ?」と啓太に詰め寄る篤。

涙をこらえる啓太は、まさか悟を刺殺した犯人を知っているのか?

二度と会わないと誓った三人でしたが、もっと早くに会うべきだったと後悔する四方篤。

啓太の妻・真理が呟く。「この頃考えるの。私を生んでくれた人のこと」

25年前、家族のように暮らしていた篤、啓太、悟、光男、涼子。

新しい家族の真理と美那子。
全く無縁のようで繋がっていた7人。

会いたくても、会えなかった、愛する人へ。
胸を揺さぶるヒューマンサスペンス。

感涙必至の感動的ラブストーリー。

追憶 キャストを紹介

それでは、豪華なキャストを紹介しましょう。

四方篤/岡田准一

富山県警捜査一課の刑事。
25年前、家族のように暮らしていた幼馴染と離れ離れになるしかない事件が起きた。

その秘密は絶対に明かすことができないため、三人は二度と会わないことを誓う。

今作『追憶』で主演を務めるのは岡田准一さん。

第38回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞のW受賞を果たした実力派俳優。
『SP』『図書館戦争』『蜩ノ記』など主演映画多数。

ストイックな俳優としても有名で、格闘術の訓練や肉体鍛錬は日課。
岡田准一さんの演技力も、今作『追憶』の監督・降旗康男さんが絶賛するほど。

多くは語らない岡田准一さんが謙虚なコメント。

映画界の至宝の方々とお仕事ができることを光栄に思います。降旗監督と木村大作さん、お二人のエネルギーに影響を受けながら、映画を愛する方々の愛をしっかり見ていきます

田所啓太/小栗旬

四方篤刑事の幼馴染で、25年前の秘密を共有している。

妻の真理は妊娠中。
職場は建設会社。

小栗旬さんは、『ルパン三世』『信長協奏曲』『ミュージアム』など主演映画多数。
どんな役にも成り切れる小栗旬さんは、俳優との交友関係が幅広いことでも有名ですね。

綾野剛、山田孝之、ムロツヨシ、藤原竜也さんなど「小栗ファミリー」は演技派揃い。

『追憶』のような作品に声がかかるとは思っていなかったと語る小栗旬さんは、共演者の岡田准一さんについて語りました。

若き日よりいつかまた一緒に仕事しようと語っていた岡田さんと、こういう形でお会いできるのも、とても大きな縁を感じます

昔何かで仕事をしたのでしょうか。
岡田准一さんと小栗旬さんは、映画初共演です。

川端悟/柄本佑

刺殺体で発見された川端悟も、篤、啓太と共に過ごした25年前の旧友。

殺された理由も、25年前の出来事と関係があるのか?
生前、川端悟はかなりお金に困っていたという証言あり。

柄本佑さんは、『天皇の料理番』や『あさが来た』など話題のドラマで名脇役の本領発揮。
『コック警部の晩餐会』では主演も務めました。

今作もどうやら真実の扉を開く鍵を握っているようです。

四方美那子/長澤まさみ

四方篤の妻。
夫が何かを抱えて苦悩する姿を見て、彼女も一緒に涙を流す。

2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』で、戦国のヤンキー・きりを熱演した長澤まさみさん。

黒木華、松岡茉優、木村佳乃、竹内結子さんなど多くの有名女優が出演するなかで、長澤まさみさんがメインのヒロインでした。

長澤まさみさんは、第28回日本アカデミー賞で、最優秀助演女優賞を受賞。

作品はセカチューの名で知られる『世界の中心で、愛をさけぶ』

今作『追憶』では、派手さがない分、かなり難しい役になりそうです。

田所真理/木村文乃

田所啓太の妻で、妊娠中。
ニコニコ笑顔が素敵な明るい性格。

しかし、25年前の出来事と、何らかの因縁がありそうです。

木村文乃さんは、『サイレーン』『神の舌を持つ男』『A LIFE~愛しき人~』などヒロインとして大活躍。

今作『追憶』でも、明るいヒロインとして、暗くなりがちな哀しみのストーリーに、華を添えるか。

仁科涼子/安藤サクラ

25年前、軽食喫茶「ゆきわりそう」を経営していた。
涼子は、篤、啓太、悟の三人を家族のように大切に見守る。

全く無縁のようで、実は啓太の妻・真理と深い関わりがあるのか?

『0.5ミリ』『白河夜船』『百円の恋』『島々清しゃ』など主演映画連発の安藤サクラさん。

第39回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞に輝いたのは記憶に新しいところ。

『ゆとりですがなにか』などドラマでも活躍。
今作『追憶』では、25年前の真実を知っている大人として、物語にどう関わってくるのか楽しみですね。

山形光男/吉岡秀隆

仁科涼子と一緒に軽食喫茶「ゆきわりそう」を経営していた。

25年前に何があったのか、その真実を知っている。
25年ぶりに篤と再会した光男は、何を語るのか。

アカデミー賞の常連で、『男はつらいよ』など多くの作品で、第14回をはじめ、第18回、第20回、第28回で優秀助演男優賞。

そして『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズで、第29回、第31回と最優秀主演男優賞を受賞。

抜群の演技力は折り紙つきの個性派俳優。

気の弱い善良な市民から恐怖の始末屋まで、どんな役でも演じ切る名優ですね。

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追憶 映画の見どころは?

降旗康男監督と木村大作キャメラマンの黄金コンビが9年ぶりに復活!
この二人は、今までに多くの名作を生んだことで知られています。

『駅 STATION』『夜叉』『あ、うん』『鉄道員』『ホタル』
気づいた映画ファンはいると思いますが、全部主演は高倉健さんです。

9年もあいた理由は、やはり高倉健さんほどのスケールの大きい名優との出会いが、なかったからでしょうか。
では、なぜ9年ぶりにコンビ復活なのか?

推測ですが、「高倉健さんと匹敵」と言うと健さんファンに異論を唱えられるので、匹敵とは言いません。

でも、岡田准一さん、小栗旬さんなど、「この俳優ならば」と感じる俳優が、現代も出てきたと肌で感じたからではないでしょうか。

80代70代の大ベテランの巨匠二人が、「これぞ映画」「これが映画」という傑作を見せてくれることを期待したいと思います。

映画界でもドラマでも第一線で活躍してきた岡田准一さんと小栗旬さんが、意外にも初共演。

二人は微妙に色の違う作品に出ていた感があり、初共演も何となく頷けますね。

事件を追う刑事の岡田准一さんと、容疑者の小栗旬さん。

完璧に真正面からぶつかる役だけに、この夢の競演が楽しみです。

ストーリーのほうも、25年前にいったい何があったのか?
その真相が気になりますね。

監督のコメントからも、「人間に内在する陰」が今作のテーマの一つのようです。

また物語の舞台が北陸なので、この地の厳しさ、寂しさ、美しさを詩情豊かに魅せる映像美も見どころの一つ。

Wヒロインの長澤まさみさんと木村文乃さん。
ナースや刑事でもなく、命懸けの戦国時代でもなく、今回の役は普通の主婦。

普通の役がいちばん難しいので、腕の見せどころですね。

本来、25年前とは無縁のはずの二人の主婦と、吉岡秀隆さん、安藤サクラさんとの交わりがありそうなので、そこが怖いもの見たさ。

25年前の真実を知った時、「追憶」というタイトルの本当の意味がわかるのでしょう。

まとめ

言うまでもなくアカデミー賞を取ったから偉いわけではなく、俳優の格を決めるものではありません。

日本レコード大賞とは全く無縁でも素晴らしいアーティストが何人もいるのと同じです。

大ヒットした作品が最優秀賞を取るとは限らないのが選考基準の難しいところ。

大ヒットしても「話題賞」扱いにされたりはよくある話。

でも、『追憶』の7人。

岡田准一さん、小栗旬さん、柄本佑さん、長澤まさみさん、木村文乃さん、安藤サクラさん、吉岡秀隆さんは、文句のない実力派俳優です。