スポーツの秋。

リオ・オリンピック・パラリンピックのメダリスト87人が、銀座でパレード。

80万人の大観衆が凄い声援を送り、あちこちに笑顔の華が咲き乱れましたね。

そして、こちらも五輪に出場したら根こそぎ金メダルを強奪しそうな集団!?

自由自在に木から木へと飛び移れる身体能力抜群の忍者。

2017年夏、嵐の大野智主演映画『忍びの国』が公開されます。

ここでは、豪華なキャストとあらすじ、見どころを紹介しましょう。

最後に原作ネタバレもありますよ。

ぜひ、ご覧ください!
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忍びの国 映画のあらすじは?

では最初に映画のあらすじを見ていきましょう。

時は天正4年、織田信長が天下統一を目論む戦国時代。

信長の次男・信雄(のぶかつ)は、日置大膳(へきだいぜん)、長野左京亮(ながのさきょうのすけ)、柘植三郎左衛門(つげさぶろうざえもん)と共に暗殺へ。

狙うは北畠具教(きたばたけとものり)の首。
しかし具教は剣の達人、4人相手に堂々と槍で応戦。

具教の娘・凛(りん)は、何と信雄の妻。
政略結婚とはいえ、戦国時代ならではの複雑に絡み合う人間模様。

伊賀の国の忍者には手を出すなと言う織田信長。
ほかの武将たちは忍者ごときは、武士が本気を出せばひと捻りと思っていますが、信長だけは忍びと戦をする危険性を知っていたようです。

しかしその伊賀の国を仕切る十二家評定衆は、密かに巧妙な罠を張り、織田軍との戦の準備をしていたのです。

策略を巡らせる百地三太夫(ももぢさんだゆう)と音羽の半六(おとわのはんろく)。

忍びの者は、幼少の頃に伊賀の国に買われ、忍者として育てられた者がほとんど。
習うのは技だけではなく、人を平気で葬っても胸を痛めない「ひとでなし」の心を徹底的に叩き込まれます。

人を欺き、時には刺客もやる忍びが、同情していたら仕事にならないからでしょう。

伊賀の国の中でも最強と言われる忍びが、無門(むもん)。

どんな強固な城にも忍び込める彼にとって、門はあって無きがごとし。
本名は本人も知りません。

無門には、お国(おくに)という美しい妻がいました。
お国は武家の娘ですが、無門は城に忍び込んだついでに、お国の部屋に入り、彼女をさらって妻にしました。

これだけ聞くと山賊にも劣る大悪党ですが、どうやら無理やりではなく、お国は同意のもとで無門に付いて行ったようです。

そんな始まり方の夫婦にしては、お国はいわゆる恐妻で、伊賀最強の無門も、お国には頭が上がりません。
二人は心底愛し合っているのです。

織田軍も伊賀の国も、決して平和な暮らしをしていたわけではありませんが、全ての均衡が崩れた事件が勃発。
百地三太夫が、無門に、下山次郎兵衛(しもやまじろべえ)の暗殺を指令。

次郎兵衛は、同じ伊賀者の下山甲斐(かい)の子であり、下山平兵衛(へいべえ)の弟。
ここから音を立てて人間関係が崩れていきますが、実は全てが遠大な計画のひと駒に過ぎなかったのです。

騙し合いが当たり前の世界、忍びの間で「卑怯」は死語。

銭のために簡単に人を始末するのが忍び。

時代劇にありがちな勧善懲悪とは全く異なる、最後まで誰が敵で、誰が味方はわからない戦い。

やがて伊賀最強の無門と、信雄率いる伊勢織田軍最強の大膳が、激突することになるのです。

忍びの国 豪華なキャストを紹介

それではキャストを紹介しましょう。
凄いメンバーが集まりました。

無門/大野智

伊賀最強と恐れられている忍び・無門。

極薄の手裏剣を自在に操り、二刀を目に見えない速さで繰り出します。
不敵な冷笑を浮かべ、怠け者で、人をコバカにする悪い癖があり、仲間からは嫌われています。

大野智さんが初の忍者役というか、意外にも時代劇自体が初めて。

今まで怪物くん、死神くん、弁護士だけど犯人と、いろんな役を演じて来ましたが、初の忍びに燃えています。

大野智さんがテレビの番宣に出た時のテンションの低いコメント。

え、俺?って思いましたよね。大丈夫かなって。アクロバット系とか、そういう要素もたぶん入ってくると思うんですけど、無理はしたくないですね。やれるところまではやってみたいですけどね

主演にしては一見、やる気なさそうなコメントですが、実はこれが無門のキャラクター。

きっと、すでに役に入っているんですね。

無門はガムシャラなところを見せないタイプで、胸の内は誰よりも熱いのです。

特にお国に対しての愛情は炎のごとき凄まじさなんです。

お国/石原さとみ

武士の娘で、誰よりも無門の心の内を知る女性。

無門がさらいに来た時、無門の不敵な笑みに隠された奥にある幼子のような泣き顔を傷だらけの心を、見抜いてしまったお国。
怠け者の夫・無門を叱咤して働かせ、仁義を欠く行いも許しません。

石原さとみさんは、大河ドラマ『義経』や『座頭市 THE LAST』『幕末高校生』など、時代劇は何作も経験していますね。

お国を演じる石原さとみさんは、無門への思いが感じられるコメント。

この作品は時代劇アクションであり、愛情物語でもあります。幅広い世代の方に楽しんで頂ける作品になるよう最後まで丁寧に演じていきたいと思います

下山平兵衛/鈴木亮平

義を重んじる武士とは違い、裏切りが日常茶飯事の忍びの世界。

そんな伊賀の国の中で唯一、義理人情に篤いのが下山平兵衛。

それゆえ心が傷つき、皆のことを「人間ではない」と言い、伊賀の国を去っていきます。

鈴木亮平さんは、『必殺仕事人』で時代劇を経験していますが、現代劇のほうが多いですね。

今回、主役級の重要人物を演じる鈴木亮平さんは、約2ヶ月間アクションの稽古を積んで撮影に臨みました。

こんな忍者もの、読んだことがない! これが原作の第一印象でした。誰も見たことのない、楽しい強烈な忍びの映画が出来る予感がしています。期待していてください

日置大膳/伊勢谷友介

織田信長の家臣で、次男の信雄に従い、伊賀の国と戦います。

信雄率いる伊勢織田軍の中で文句なく最強の豪傑。
評議で「大膳が参戦するなら勝てるが、参戦しないなら勝てない」と語られるほどのツワモノ。

長身で鋭い眼光、強気の性格。
弓矢の使い手で大刀を難なく振り回し、槍に人が乗っても持ち上げるほどの怪力。

怒鳴る声は雷鳴のようで、敵を戦慄させます。

伊勢谷友介さんは、『十三人の刺客』『清須会議』『るろうに剣心』と時代劇の経験は豊富。
大河ドラマでは、高杉晋作や吉田松陰など歴史上の英雄を見事に演じ切りました。

日置大膳を演じるのが非常に楽しみとやる気満々の伊勢谷友介さんが哲学的なコメント。

この作品はよくある勧善懲悪の時代物ではなく、現代に通じる設定が面白い。大立ち回りのシーンもあるのでしっかり演じたい

無門、お国、下山平兵衛、日置大膳、この4人が主役といってもいいでしょう。

それぞれに光を当てながら、それぞれの信念の物語が描かれると思います。

そして、脇を固める重要な登場人物がまだまだたくさんいますよ。

無門を忍者に育て上げた男で、伊賀の国を仕切る百地三太夫(立川談春)
百地三太夫と共に伊賀の国を仕切る一人、音羽の半六(きたろう)
武芸に自信を持っている勇猛な伊賀者・下山次郎兵衛(満島真之介)
平兵衛、次郎兵衛の父・下山甲斐(でんでん)
日置大膳の盟友で、織田の家臣・長野左京亮(マキタスポーツ)
織田信長の次男で、伊賀の国との戦で総大将となる織田信雄(知念侑季)
伊勢国を治める北畠の当主・北畠具教(国村準)
北畠具教の娘で、織田信雄の妻という悲劇の姫・北畠凛(平祐奈)

個性派揃いで凄く楽しみです。

忍びの国 映画の見どころは?

原作とはあまりにも設定が違い過ぎるドラマや映画は結構ありますね。
そういう意味で、本作『忍びの国』は、原作の和田竜さんが映画の脚本を担当しているので、原作ファンにとっても安心ですね。

忍びといえば、助走なしで屋根に飛び乗り、屋根の上を素早く走り、木から木へと自由自在に移動していく。
そんなイメージがあります。

果たしてこの忍者独特のアクションを、どこまでCGなし、スタントなしで演技できるかも、見どころの一つですね。

忍びの役を演じる大野智さん、鈴木亮平さん、満島真之介さんに期待。
ほかの忍者役も、きっと、もともとアクロバットが得意な俳優やスタントマンが、CGなしで飛びまくる予感。

石原さとみさんが、アクションだけではなく愛情物語と言ったように、大野智さんと石原さとみさんの夫婦役も楽しみ。

原作では二人が交わるシーンがあるので、大野智ファンは早くも悲鳴が上がっているようですが、果たして?

キャストが男だらけだと「ちょっと待ちましょう」と言いたくなるのは私だけではあるまい。
ということで、もう一人のヒロイン・平祐奈さんの演技に大注目です。

平祐奈さんは、1998年11月12日生まれ、兵庫県出身の17歳。

お姉さんは女優の平愛梨さんです。
平祐奈さんは若いけど新人ではなく、ドラマでも映画でも主演を務めていますね。

この『忍びの国』でもきっと光る存在となって彩りを添えることでしょう。

織田対伊賀。
武士と忍者は戦い方が異なるので本当に危険な戦になることは必至。

無門対日置大膳、無門対下山次郎兵衛、無門対下山平兵衛。
一対一の格闘、激しい殺陣と戦闘シーン。

やはりアクションが最大の見どころでしょう。

原作では、ほかにも重要な人物がいます。

無門と実力が伯仲している老忍者の木猿。
後の石川五右衛門となる19歳の文吾。
そして、最後まで信雄や大膳と共に戦う伊賀者の柘植三郎左衛門。

そのうちどんどん追加キャストが発表されるでしょう。

でも、NHK大河ドラマ『真田丸』では、その時代で絶対に欠かせない黒田官兵衛や江が名前だけしか出てきません。

映画『忍びの国』も、361ページの原作を約2時間の映画に収めるのですから、重要人物が出ないこともあり得ますね。
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忍びの国 原作ネタバレ

それでは、ここからが原作ネタバレ注意ですよ。
ところどころ、急所は外したいと思いますが、忍びだけに。。。

織田信雄、日置大膳、長野左京亮、柘植三郎左衛門が、北畠具教の首を狙う。
特に三郎左衛門は妻子を亡きものにされた恨みは激しい。
しかし具教は槍を目にも止まらぬ速さで繰り出すので、4対1でも侮れません。

父を葬ったのが、政略結婚とはいえ我が夫の信雄。
悲劇の姫・凛は「ようも父上を」と信雄に斬りかかる!

信雄も凛を仕留めようという構えなので、大膳は凛に当身を食らわせ、気絶した彼女を兵に預け、逃がしてやりました。

「おのれ大膳!」と怒る信雄。

大膳と左京亮は盟友ですが、大膳は信雄のことを心底から主君とは思っていません。

狭い伊賀の国で小競り合い。
百地三太夫と下山甲斐が、ささいなことから衝突し、「戦じゃ」と叫ぶ下山甲斐。

この小競り合いが、実は後の大戦へと向かう巧妙な罠だとは、誰も見抜けません。

怠け者だけど腕は最強の無門を、百地三太夫は銭で吊り、豪傑・下山次郎兵衛の暗殺を指令。

いくら次郎兵衛が強いといっても、やはり無門の敵ではなく、弟を失った兄・平兵衛の悲しみはあまりにも大きい。

もっと許せないのは、人の死に無頓着な忍びの面々。

「・・・人間ではない」

父の甲斐まであまり悲しんでいない様子に、ついに平兵衛は伊賀の国を去り、織田信雄のもとへ。

下山平兵衛は最初、牢に入れられましたが、信用されて織田軍の味方として働きます。

伊賀の国を攻めるための戦略として、まず大膳と三郎左衛門が使者として音羽の半六と会う。

そこで伊賀の者すべてを織田が給人として雇う。
つまり食いっぱぐれがなくなる。

それだけでなく、丸山城の再建に助力し、城を差し出す。
下人は城の建設に携われば日当も出ました。

そして城が完成したら城を乗っ取り、伊賀攻めの最高の拠点とする。

ところが、全部その戦略を読んでいた百地三太夫は、金をたんまりもらったあとに、城を内から外から焼き払ってしまいました。

まさに騙し合いが始まります。

激怒した信雄はすぐに戦と逸りますが、側近たちは大膳が参戦するか否かを重視。

イライラする信雄ですが、大膳が参戦しないと表明したので、それでは勝てないと皆も戦に反対。

日置大膳は、まさに関羽か張飛のごとき無双の豪傑なのでしょう。

無門とお国の夫婦生活は、あまり上手く行っていませんでした。
怠け者の無門は銭を家に持って来ないので妻のお国は不満です。

お国をさらった時のプロポーズの言葉では、かなり裕福な暮らしをさせてくれるはずでしたが、現実は狭い土間暮らし。

無門はお国をさらう前も、仕事で城に潜入したついでに、よく姫君の部屋に忍び込み、悪さをしていたんです。

目を見ただけで術をかけ、あとは操り人形のごとく何でも思いのまま。

肩の肌も人に見せたことがない、肩幅以上に脚を開いたことがない上品な姫に、恥ずかしい格好をさせることも。

そう、無門は善人ではなく、悪い男なのです。

しかしお国の時は術をかけることができず、お国も騒ぐわけでもなく。

無門は美しいお国を見て、遊びではなく本気の相手と悟ったのか。

お国は、一瞬にして無門の本質を見抜いていたのです。

無理やりではなく、二人はその場で交わり、愛し合い、お国の意志で城を捨てて、無門と一緒に伊賀の国へ行ったのです。

日置大膳は参戦しないという一報は、伊賀の国にも届き、ならば勝てると意気込む忍びたち。

ところがこれも騙し合いの作戦で、左京亮軍と思わせておいて、そこに大膳は参加していました。

戦場で紛れもなく日置大膳本人が現れた時、伊賀の者たちは驚き慌て動揺します。

姿を見ただけで将兵が怯んだという、まさに呂布のような影響力。

しかし大膳に全く恐れを抱かない忍びもいました。

無門です。

実は、信雄は、父の信長に黙って始めてしまった戦。
もしも兵を多く失った挙句敗走でもしたら、首が飛ぶでしょう。

彼らはこの戦で、無門の強さを知ることになるのです。
無門は信雄を追い込み、あわや命を落とすかと思ったところで大膳が加勢。

無門VS大膳。
伊賀最強の忍びと伊勢織田軍最強の侍の対決は、激しい攻防の末、一旦お預け。

やはり互角の実力か。

神出鬼没の無門。
敵陣に乗り込み、信雄軍の兵に化けた忍びがあっという間に城を占拠。

もはや万事休すの信雄。

体を張って守るは下山平兵衛。
無門対平兵衛の壮絶な一騎打ち。

戦っているうちに、この戦の意味を深く読まなかった自分に怒りを覚える無門は、踵を返し、伊賀の国へ戻ります。

本当に悪い奴は、本当に倒さなければいけないのは、大膳や信雄ではなく、百地三太夫や音羽の半六ら、十二評定衆。

無門の強さを誰よりも知っている百地三太夫らお偉い衆は、無門の憤怒の形相を見て、心底震え上がるのでした。

感動の痛快活劇。

まさかという悲劇のクライマックス。

お国との永遠の愛。

織田信長は、「無門とやら、わしの間者にならぬか」

「やだね」

権力者を全く恐れない無門。

織田信長が伊賀の国を攻めた時、無門と再会することはありませんでした。

まとめ

大野智さん、鈴木亮平さん、伊勢谷友介さん。
これは本当に夢の競演ですね。

そして石原さとみさんと平祐奈さんのWヒロインにも大いに期待しています。

『あずみ』や『るろうに剣心』など、メチャクチャ強いヒーローは、見ていて痛快です。

個人的には無門対大膳のシーンが一番エキサイトすると思うので、最高の戦闘シーンにしてほしいと願いますね。