感動的な映画『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』

1930年代の満州と現代の日本。
違う時代に生きた麒麟の舌を持つ二人の料理人。

佐々木充(二宮和也)と山形直太朗(西島秀俊)
二人を結びつけたものは、究極のレシピ。

涙腺が弱い人は感涙を押さえ切れません。
原作とは違う結末の壮大なスケールの物語。

セリフではなく表情で心中を表現する、二宮和也さんの抑えた演技に注目です。

そして12月9日公開の映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』のヒロインを演じる高畑充希さんが、2018年1月2日(火)のスペシャルドラマで主演を務めます。

阿部潤原作のコミックをドラマ化した『忘却のサチコ』がテレビ東京で23時15分から放送されます。

こちらは料理ではなく食べるほうがメイン?

ここでは、ドラマのキャストとあらすじ、見どころを紹介しましょう。

最後に原作ネタバレもありますよ。

ぜひ、ご覧ください!
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忘却のサチコ ドラマのあらすじは?

常に無表情、常に完璧な仕事っぷりの佐々木幸子(ささき・さちこ)は、同僚から「鉄の女」と呼ばれていました。

29歳の若い女性ですが「キャハハハ」と明るく笑ったりしません。

パソコンに向かい、背筋をピンと伸ばし、テキパキと仕事をするサチコ。

彼女の仕事は、文芸誌の編集者。

編集長は、サチコが恋愛とは無縁で彼氏などいないと思ったら、まさかの結婚!

旅先で出会った男性と付き合い、一緒に暮らすなら結婚という結論に達し、編集長や同僚も結婚披露宴に招待されました。

新郎は俊吾という会社員です。

サチコは花嫁でも式の段取りをテキパキとこなし、無表情も相変わらず。

披露宴は順調に進みましたが、まさかの出来事が!!

お色直しのために席を立ったサチコ。

戻って来ると関係者が血相変えて走り回っています。

「新郎がいない」「ケータイも繋がらない」

普通の花嫁なら泣いてしまう場面ですが、サチコは「鉄の女」のイメージ通り、ここでも毅然と仕切り、花嫁自ら出席者に謝罪し、冷静に式を解散させます。

見た目は冷静沈着に見えますが、やはりサチコはショックを受けていました。

心を落ち着かせようと立ち寄った定食屋で食べた味に、サチコは衝撃を受けます。

「美味しい!!」

グルメに目覚めた瞬間でした。

美味しいものを食べている時間はショックを忘れられる。

サチコは、忘却の美食道に足を踏み入れていくのです。

正月に相応しいグルメコメディー。

新郎が逃げた理由はいったい何だったのか?

俊吾との再会はあるのか、それとも食メインの完全なグルメドラマなのか!?

ロボット感増し増しのサチコが、時折見せる女らしい可愛らしさ。

序盤は全く共感できないヒロインが、徐々に人々の心をつかみます。

忘却のサチコ キャストを紹介

今のところ、発表されているキャストは主役だけです。

佐々木幸子/高畑充希

文芸誌の編集部で働く優秀な編集者。

同僚からは「鉄の女」と呼ばれるほど完璧に仕事をこなし、笑顔を見せない。

ルックスは良いが恋愛とは無縁な女性と思ったら、まさかの結婚。

しかし、結婚披露宴で新郎に逃げられ、歯車が狂います。

傷心のサチコを救ったのは、何と美食!?

主演の高畑充希さんは、自身の役柄について語っています。

「私自身、サチコさん愛が強い分、演じる時には自分の中の理想が高くなってしまって、普段とはまた違ったプレッシャーにドキドキヒヤヒヤしました。サチコさんは表情が能面のように変わらず、感情が読み取りにくい上、周りの人がポカンとなるようなことを一生懸命やっているシュールな面白さがあるキャラクターです」

高畑充希さんは、原作の大ファンです。
豪華共演者も近日公開!

忘却のサチコ ドラマの見どころは?

それでは、ドラマの見どころを見ていきましょう。

何といっても主演の高畑充希さんの演技が最大の見どころです。

NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(2016年)でヒロインを演じてからは、ドラマに映画に舞台に途切れることがない大活躍です。

今回、原作の佐々木幸子と同じ髪型にして撮影に臨みました。

サチコは明らかに普通ではないヒロイン。

「次に何をやらかすのやら?」「平気な顔をしているけど本当に大丈夫なのか?」

共感しにくい分かりにくいヒロインというのも面白そうですね。

ドラマの中で高畑充希さんの食事シーンがたくさん出てきます。

その食べっぷりが激しくて、それが見どころの一つ。

ハイテンションなナレーションも隠し味で、面白いセリフに溢れています。

重要なストーリーとしては、旅先で出会い、結婚するはずだった俊吾が披露宴の途中で疾走したこと。
なぜ逃げたのか理由が気になるところ。

果たして再会はあるのか?

サチコの忘却の美食旅の途上で、どんなドラマチックな出来事があるのか楽しみですね。
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忘却のサチコ 原作ネタバレ

ここからが、原作ネタバレです。

仕事も順調で結婚も決まり、今まで完璧な人生を歩んで来た佐々木幸子29歳。

そして、結婚披露宴も花嫁が自ら仕切り、見事に決めるはずでした。

サチコはお色直しのため、花嫁控室に入ります。

各テーブルでは談笑が始まり、酔っ払っているサチコの上司が暴言吐きまくり。

「しかし、あんな鉄のような女が結婚とはびっくりだな」

「サチコさんに彼氏がいたのもびっくりっていうか」女子社員も編集長に同意。

「男とか興味なさそうですもんね。男子と付き合っているのが想像できません」

女子が新郎に目を向けます。

「それにしても超いい男ね、あのダンナ」

「あいつはゴリラと結婚とか、そういうことしてくれる女だと思ってたのによ」暴言が止まらない編集長。

花嫁控室では、着替えを手伝ってくれるスタッフの女性に、サチコが持論を展開。

「旅先で出会った3つ年上の会社員。その後、2年付き合って29歳で結婚。妥当過ぎるくらい妥当に普通のことしただけなので」

「その普通ができない人がいるんですよ、私みたいに」

「これを人は幸せと呼ぶのもわかってるんです」

「え?」冷汗をかく女性スタッフ。

「まあ、合コンで知り合って結婚よりかは、旅先で出会って結婚のほうが、運命的な響きですし」

「え、あ、はい」

「付き合ってるなら一緒に住んだほうが経済的だし、一緒に住むなら結婚してたほうが社会的信用も得られるし」

「そうね」(面倒くさい花嫁だ)

煌びやかな和服に着替えて控室を出るサチコ。

ルックスは文句なしに良いので、周囲からは羨望の眼差しと感嘆の声。

「まあ、綺麗なお嫁さん」

しかし、サチコは無表情のままスタスタと歩いて行きます。

「結婚はつまり、お互いの利害の一致。それが最大の要因であり・・・」

(まだ喋ってる)呆れる女性スタッフ。

サチコが会場に戻ると、スタッフが走り回っています。

「どうしたのお母さん?」

「あら、コっちゃん」サチコの母親がうろたえています。

新郎の俊吾が席を外したきり戻って来ないと大騒ぎです。

各テーブルもざわめき始めました。

「おい、新郎が消えたって本当か?」

ところが、サチコは無表情のままマイクの前に立ち、

「お母さん、今まで育ててくれてありがとう」

全員固まる。

「コっちゃん、ちょっと、今じゃないでしょう、それ言うの」

「だって、みんなを待たせるのは悪いから、次の段取りに行かせてもらおうと」

「段取りって・・・急にそんなこと言われてもお母さん泣けない」

サチコが溜息をついていると、そこへ幼い子供が入って来て、サチコにレターを渡します。

見ると『サチコへ 俊吾』

何だ、サプライズだったのかと安心した編集長や同僚の女子社員は、笑顔で手拍子です。

「サチコさん、それ早く読んで!」

「読ーめ! 読ーめ!」

「はい、では」サチコが読みます。「サチコ、すまない。以上です」

今度こそ笑えない。

母は「以上って、あんたまさか・・・」

「逃げられたと思います」あくまでも冷静沈着に話すサチコ。

母は泣き崩れ、

「幸せな娘になって欲しくて、母さん幸子ってつけたのに、ごめんねコっちゃん」

「お母さん、昔からコっちゃんって呼んで、すでに「幸」の字が抜けているのですが」

ここでも冷静に突っ込むサチコ。

騒然とする出席者。

しかし、サチコは皆にお詫びして深々と頭を下げ、ご祝儀の返金を約束し、披露宴を解散させました。

翌日も平然と出勤し、いつも通りテキパキに仕事をこなすサチコ。

編集長は「昨日新郎に逃げられた女とは思えんな」

サチコが資料を持って編集長のデスクに来ます。

「次に起用したい作家を私なりにピックアップしてみました」

しかし、四隅を全部ホチキスで止めてあり、付箋の名前が「俊吾様」と新郎の名前になっています。

やはりショックを受けていたのでした。

「あとの仕事は俺がやっとくから」

慌てた編集長は、サチコに休暇を勧めます。

「みんなに気を遣わせてしまった」

ふと脳内に蘇ったのは、旅先での俊吾との出会い。

そして、付き合い始めてから約2年間の思い出。

サチコは、道端にへたり込んでしまいました。

まとめ

『忘却のサチコ』の原作者・阿部潤さんは、クランクインした撮影現場に行くと、驚きを隠せませんでした。

漫画のサチコと同じ髪型にした高畑充希さんを見て「漫画の中のサチコが、現実に、目の前にいる」と感動。

原作者にとっても、イメージ以上の配役に「嬉しくてたまりません」

「サバ味噌」「わんこそば」「サンマの塩焼定食」など、料理のほうも楽しみですね。