フジ木10『セシルのもくろみ』の最終回終了後、宮地奈央(真木よう子)のマンションに聞き込みに来た弓神(浅野忠信)と羽生(神木隆之介)

ピンポーンとチャイムがなり、ドアスコープを覗くと、若い刑事の頭の後ろにVサインを作っている怪しい中年刑事。

ドアを開けると、若い刑事が警察手帳を出し、「宮地さん、うきょ署の羽生と申します。昨夜この近辺で事件がありまして」

後ろの中年刑事は出そうと思っても警察手帳が見つからず、羽生刑事の手帳をつかんで、「ゆがみです」と怪しい笑顔。

無言で閉まるドアに羽生刑事は慌てて、「ちょちょちょ、宮地さん、宮地さん!」

廊下から「ふざけてるから」と羽生刑事の怒る声が聞こえます。

『セシルのもくろみ』の後に放送されるフジテレビ木曜よる10時は、『刑事ゆがみ

10月12日(木)初回は15分拡大です。

ここでは、ドラマのキャストとあらすじ、見どころを紹介しましょう。

最後に原作ネタバレもありますよ。

ぜひ、ご覧ください!
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刑事ゆがみ ドラマのあらすじは?

うきょ署強行犯係の羽生虎夫(はにゅう・とらお)は、一見まじめで純粋な感じの若い刑事。

しかし、出世欲が人一倍強く、腹の中では何を考えているのか本人のみぞ知るで、結構腹黒です。

そして、羽生とバディを組むベテラン刑事は、弓神適当(ゆがみ・ゆきまさ)

名前の通りテキトーで、上司からいつも叱られていますが、弓神は特殊能力とも言える鋭い直感の持ち主です。

それは、犯人の気持ちがわかるのです。

セオリー通りの捜査では見過ごしてしまう微妙な心理を見抜くのが、弓神適当の真骨頂。

弓神は、前科者だろうが、立派な肩書きがあろうが、全く同じ人間としか見ません。

正義という言葉にも惑わされず、社会の風潮を絶対視せず、真実のみを追究していきます。

犯人逮捕のためなら、違法捜査も日常茶飯事の弓神。

早く出世したい羽生にとって、違法捜査を平気でやる弓神とバディを組むのは恐怖です。

連帯責任で減点されたら出世が遅れます。

全く噛み合わない弓神と羽生は、女子大生が亡くなった事故現場へ行きます。

鑑識の見立てでは、歩道橋の階段を転げ落ちた転落死が有力でした。

死亡推定時刻は深夜1時で、女子大生の押田マイは、酒に酔っていたようです。

ところが、遺体を見た弓神は、何かを感じ取ったのか、羽生を連れて捜査開始。

弓神は、警察官ではない情報屋のような女性と会い、捜査協力を依頼。

彼女の名前は、氷川和美(ひかわ・かずみ)

弓神は和美から情報をつかみ、被害者の事件当日の行動がわかりました。

弓神は、押田マイと一緒に酒を飲んでいた倉間藍子(くらま・あいこ)に会いに行きます。

そこで重要な出来事を知りました。

一週間前、押田マイは電車内で痴漢を捕まえ、警察に届けることなく男を脅迫してお金を受け取ったのです。

その夜からマイは、何者かに嫌がらせを受けるようになりました。

十分殺人動機に成り得る情報です。

弓神と羽生は、痴漢騒動があったうきょ台駅へ行き、当日に勤務していた駅員・坂木望(さかき・のぞみ)に話を聞きます。

驚いたのは羽生です。

羽生と望は、中学時代の同級生で、思わぬ再会。

しかも、羽生は望に恋心あり?

坂木望の協力で、弓神と羽生は、痴漢疑惑のある男・沢谷(さわや)に会いに行きます。

人の心の中は、正義と悪魔の同居、誰でも犯人に成り得るという考えの弓神適当。

このことを自覚している人間のほうが、返って悪には染まらない・・・。

団結ゼロで口論ばかりする異色バディが、難解な事件を解決していく痛快アクションコメディ!

コンセプトは遊び心と初挑戦で、いろいろな「初」が重なります。
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刑事ゆがみ キャストを紹介

では、ドラマのキャストを紹介しましょう。

弓神適当/浅野忠信

うきょ署強行犯係のベテラン刑事。

全てにテキトーでだらしなく、性格がゆがんでいる。

しかし、誰にも真似できない観察眼の持ち主で、犯罪者の心の奥底を見抜く男。

意外にも民放連ドラ初主演の浅野忠信さんは、キャラに成り切ったままコメント。

「共演者に頼って演じていこうと思います。神木君が僕を支えてくれると思います。一人では何もできない中年刑事を思う存分楽しみたいと思います。皆様のおかげです」

羽生虎夫(神木隆之介)

上昇志向が強く、出世に燃える新米刑事。

弓神適当とバディを組み、全く噛み合わないので口論が絶えません。

検挙数を稼ぎ点数を上げたいと思っている、やや腹黒な性格。

神木隆之介さんは、まじめなコメント。

「今回演じさせていただく羽生は、25歳という自分の年齢に近い男性なので、どんなふうに等身大で演じていけるか今からとても楽しみです。この作品で今までにない様々なことを試してみたいです」

氷川和美/山本美月

弓神適当の捜査協力をする敏腕ハッカーヒズミ。

ハッキングはもちろん違法捜査なので、バディを組む羽生は顔面蒼白。

ある事件をきっかけに声を失い、頑なに生きている孤高の女性。

弓神とどうやって知り合ったのか、その関係は謎。

氷川和美は原作に出て来ないドラマオリジナルキャラクターです。

「今までに演じたことがない役なのですが、中性的なキャラクターは大好きなので、とても楽しみです。ハッカーということなのですが、機械関係はとても苦手なので、得意な妹に教わろうかと思います」

菅野理香/稲森いずみ

弓神適当と同期で、強行犯係・係長。

短気で口が悪く、べらんめえ調。

テキトーな弓神にイライラして、時にキックを浴びせることも。

多々木挙男/仁科貴

名前の通り、現場叩き上げのベテラン刑事。

強行犯係の最年長で、万年巡査部長。

押尾守/橋本淳

クールでしっかり者の中堅刑事。

ゲスト出演も豪華です。

被害者の女子大生・押田マイ(小倉優香)

マイの友人・倉間藍子(大後寿々花)

痴漢疑惑のある沢谷(岡田義徳)

夫の痴漢疑惑で苦悩する妻・沢谷薫子(小倉優子)

羽生虎夫の同級生・坂木望(杉咲花)

刑事ゆがみ ドラマの見どころは?

では、ドラマの見どころを見ていきましょう。

今回、いろいろな初挑戦があります。

浅野忠信さんが、意外にも民放連ドラ初主演です。

今まで映画では何本も主演を務め、NHKでは『ロング・グッドバイ』(2014年)で主演。

浅野忠信さんは『A LIFE~愛しき人~』(2017年・TBS)に出演し、ドラマの面白さに芽生えたそうですよ。

怖い風貌で渋い役が多い浅野忠信さんがユーモラスな役を演じますが、これは挑戦ではなく、「地」だそうです。

神木隆之介さんと稲森いずみさんも、これまた意外にも刑事役は初挑戦なんです。

浅野忠信さんと神木隆之介さんは、映画『SURVIVE STYLE5+』(2004年)に共に出演していますが、絡みはゼロ。

そういう意味で今作『刑事ゆがみ』が初共演です。

ドラマ主題歌『ヒューマン』を歌うWANIMAも、ドラマ主題歌は初めて。

初めてといえば、山本美月さんも、今までとは全く違う初めての役柄に挑戦し、新境地を開きます。

喋ることができないため、身振り手振りと表情で表現する演技は、相当大変でしょう。

今まではスカート姿の女性らしい役が多かった山本美月さんですが、今作は服装から男っぽく、ぶっきらぼうな性格です。

一番の見どころは、弓神と羽生の抱腹絶倒の口論シーン。

原作では、弓神に振り回される羽生という感じですが、ドラマではお互いにツッコミ合戦をする設定になります。

確かにドラマはそのほうが面白いかもしれませんね。

毎回のゲストも豪華なので楽しみです。

ストーリーも、人間の心の闇を描くもので、コミカルな中にもシリアスな要素がたっぷり含まれています。

藤野良太プロデューサーは、扱う事件も身近なものにして、時代性を込めると語っています。

「自分が見たいと思える刑事ドラマをつくる」という思いが制作の根底にあるので、大いに期待できそうですね。

刑事ゆがみ 原作ネタバレ

では、ここからが原作ネタバレです。

老婦人が家の中で首吊り自殺。

息子の話によると、3ヶ月前に振込み詐欺に遭い、落ち込んでいたようです。

弓神適当は現場から署に帰り、書類作成の続き。

書きかけの書類と食べ残しのお菓子が狭いデスクの上で散乱しているのを見て、菅野理香係長が弓神を怒鳴りまくります。

生理整頓されていないから書類作成が遅れると、同期だからこそ余計に頭に来てしまいます。

夜、弓神は、バディを組む羽生虎夫を飲みに誘います。

「ちょっと寄ってくか」

「え、あ、はい」先輩だから断れません。

店に入ると、店主と客が口論していました。

「お客さん、困るんだよ」

「じゃあ警察呼んで警察」

「開き直るのか!」

「いや、だって金ないんだもん」

弓神は、「また書類書かなきゃいけなくなりそうだ。見なかったことにしよう」と背を向けて店を出ようとします。

「だ・・・ダメですよ!」すかさず止める羽生。

「あ、弓神さん」無銭飲食男が弓神に声をかけます。

「え、弓神さん知ってる人?」

弓神は、「猿渡さんよ、田舎に帰って働いているはずじゃねえのかよ」

「いいでしょ別に、弓神さんに迷惑かけないですよ」

「オレの前で無銭飲食されると、オレは書類を書かなきゃならなくなる」と迷惑がかかっていると力説。

弓神は、無銭飲食をして警察を呼ばせ、刑務所で寝床と食事を確保することが目的だと見抜きます。

「今日はオレのおごりにしとく。いいだろ?」と店主に聞く弓神。

「こちらは金さえいただければね」

「お前払っとけ」といきなり羽生に言う。

「はっ?」

弓神は、ATMで指紋認証でお金を下ろそうとしたが、上手くいかず、そのうち後列の人々から振り込め詐欺を疑う目で睨まれ、金を下ろさずに出て来たと長々説明。

羽生が、金が無いならなぜ飲みに誘ったのか、始めから僕の財布目当てかと詰問すると、無言・無表情で逃げ切ろうとする弓神。

猿渡と別れた弓神と羽生。

猿渡は、昔弓神が逮捕した泥棒の常習犯でした。

羽生は、二度と泥棒はしないと約束しても、また再犯してしまうのだから、あてにならないと言います。

しかし、弓神は、「約束は破っていない」

「だって食い逃げ・・・」

「泥棒はしていない。あいつの泥棒の腕は一流なんだ。やっていれば無銭飲食する必要はない」

その理論に汗をかく羽生。

弓神は、更正しようと思っても、前科者を世間は受け入れない。

一度足を踏み外した人間が、こっちの世界で居場所を見つけるのは、容易ではないという話を羽生に聞かせます。

その猿渡は、弓神の言う通り、餓死しそうな状態でも、泥棒はしませんでした。

しかし、怪しげな人間が声をかけます。

「いい仕事あるんだけど、やらない?」

「ヤバイ仕事じゃないだろうな」

「そりゃ多少のリスクがあるのは当然でしょ」

「どんな仕事?」

「聞いたら断れないけど、やる?」危ない笑顔で猿渡を見下ろす男。

それから3ヵ月後。

マンションからの飛び下りか、転落死か、現場に直行する弓神と羽生。

遺体の顔を見て弓神が目を見開き、驚きます。

「猿渡!」

「え、あっ」顔を知っている羽生もショックです。

まとめ

『刑事ゆがみ』の公式ツイッターでは、浅野忠信さんのゆがみぶりが凄いです。

今までの怖くて渋いイメージがどんどん払拭されていきます。

そういえば、浅野忠信さんはCMでもピカチューの耳をかぶり、「ピカー!」と叫んでいました。

神木隆之介さんの話だと、どうやら弓神適当のキャラが浅野忠信さんの地に近いようです。

テレビは何かと、人を泣かそう泣かそうとする番組が多いので、思い切り笑えるドラマが増えることは大歓迎ですね。