2017年上半期もいろいろありましたね。
稀勢の里横綱昇進、宮崎駿監督復帰、『美女と野獣』空前の大ヒット、藤井聡太四段前人未到の29連勝。

そして下半期、いよいよ夏ドラマも始まりますが、強烈なメッセージ性の強い連ドラが放送されますよ。

唯川恵さん原作の『セシルのもくろみ』がついにドラマ化。

フジテレビで7月13日(木)よる10時からスタートです。

ここでは、ドラマのあらすじや見どころ、そして超豪華なキャストを紹介しましょう。

最後に原作ネタバレもありますよ。

ぜひ、ご覧ください!
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セシルのもくろみ ドラマのあらすじは?

外見と内面、どっちが大事?
あなたを「美の呪縛」から解放する新しい価値観を世に問うオトナのオンナの物語。

30代といえば、昔は専業主婦が多かったかもしれませんが、時代が変わり。
独身と専業主婦と共働きとシングルマザーなど、多種多様。

宮地奈央(みやち・なお)はパートをしているので共働きのグループに入ります。

夫の伸行(のぶゆき)は金型仕上げのエンジニア。
一人息子の宏樹(ひろき)は中学生。

平凡な主婦の奈央は、毎日忙しいけれど、愛するわが子に美味しいものをたくさん食べさせたくて、一生懸命。
そんな日々は間違いなく幸せだと感じていました。

ところが、ある日、人気女性ファッション誌『ヴァニティ』で編集デスクをしている黒沢洵子(くろさわ・じゅんこ)との出会いが、奈央の生活を大きく変えます。

何と何と、奈央は読者モデルにならないかとスカウトされたのです。

もう、「はい?」という感じ。

どちらかというと体育会系出身の、いわゆる「威勢のいい女」である奈央。
キレイに着飾ることに抵抗感さえある性格。

そもそも「モデル」なんて、全く自分とは無縁と思っていた世界です。
しかし、『ヴァニティ』編集部は、熱心に奈央を誘うのです。

洵子から奈央のことを聞いたファッションライターの沖田江里(おきた・えり)は、奈央が住んでいる北春日部まで会いに来ました。

「命懸けで稼げるモデルにする」と口説く江里。

なぜそこまでして?

自分なんかをわざわざスカウトしなくても、ほかにいくらでもいそうな気がする奈央。
一度は断ったものの、あまりの熱意に負け、ついにオーデョションを受けることになりました。

でも、モデルになりたくて来たわけではない奈央は、カメラマンに「笑って」と言われても笑えません。

ほかのモデルが慣れた感じでキュートなスマイルを向けるなかで、奈央一人だけ真顔では目立ちます。

そんな中、カリスマヘアメイクの安原トモ(やすはら・とも)や、カメラマンの山下航平(やました・こうへい)は凄くいい人で、何とか撮影に挑む奈央。

平凡な主婦が、読者モデルとなり、ファッション業界に風穴を開けるまでの女性に成長していくサクセスストーリー。
素人の奈央を支えるプロフェショナルたち。

嫉妬が渦巻くオンナの世界に巻き込まれながらも、流されることなく自分を見失わない奈央。

それでも、別世界に足を踏み入れて、今まで感じたこともない価値観が身につき、日々新しい発見の連続。

「美しくありたい」がいつの間にか、「女は美しくなければダメ」という強迫観念に。

それでは不幸であるし、服装よりもバッグよりも一番大事なのは、モデル自身の「人間」というところに気づく奈央。

生存競争激しいファッション業界に、新しい価値観をもたらすモデル・宮地奈央。
当然のごとく既存の価値観を守る勢力と正面衝突!

本当にカッコイイ女性とは、どういう人間なのかを問うメッセージ性の強いドラマです。
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セシルのもくろみ キャストを紹介

では、ドラマのキャストを紹介しましょう。
凄い顔ぶれが集まりました。

宮地奈央/真木よう子

日頃ファッション誌なんか読まない家族第一の平凡な主婦。
家事や子育てに幸せを感じる主婦が、あろうことはモデルにスカウトされて生活が一変。

虚栄と嫉妬が渦巻くファッション業界・オンナの世界にあって、妻として、母として、女として戦うことになる。

主演の真木ようこさんは、ドラマの見どころを語っています。

「自身がやりたい仕事に挑む野心。愛するわが子を笑顔で幸せにしたい親心。これを両立させるがゆえに発生する苦悩、葛藤。私はこの作品を通して男女関わらず、本当に美しく格好の良い人間とはどういった姿勢で己の道を歩んでいくのかをお見せできればと思っております」

浜口由華子/吉瀬美智子

女性に人気のファッション誌『ヴァニティ』の美のカリスマ。
創刊以来ずっと表紙を飾っている人気モデル。

美人でスタイルも良く、お洒落というだけでなく、人を和ませる笑顔が魅力的。
他を圧するオーラを放ち、輝きは色褪せない。

何といっても本物のモデル出身の吉瀬美智子さんならではのコメント。

「モデル、雑誌業界の裏側が描かれて、モデル経験者としても楽しみです。経験を活かしつつ、浜口由華子という女性の人生を丁寧に演じていきたいと思います」

では、重要な登場人物が多いので、一気に紹介しましょう。

『ヴァニティ』のファッションライター・沖田江里(伊藤歩)

浜口由華子のライバル・安永舞子(長谷川京子)

『ヴァニティ』の編集デスク・黒沢洵子(板谷由夏)

奈央の夫・宮地伸行(宇野祥平)

奈央の一人息子・宏樹(佐藤瑠生亮)

奈央の学生時代からの友人・森泰生(加藤雅人)

乗せ上手、プロ意識高いカメラマン・山下航平(金子ノブアキ)

『ヴァニティ』の美脚モデル・坂下葵(佐藤江梨子)

『ヴァニティ』のセレブ風モデル・小田萌子(藤澤恵麻)

カリスマヘアメイク・安原トモ(徳井義実)

『ヴァニティ』の副編集長・石田信也(眞島秀和)

『ヴァニティ』の編集部員・小池雅美(小野ゆり子)

セレブ主婦ライター・平井早紀(石橋けい)

スタイリスト・登坂千絵(伊藤修子)

『ヴァニティ』の敏腕編集長・南城彰(リリー・フランキー)

セシルのもくろみ ドラマの見どころは?

では、ドラマの見どころを見ていきましょう。
原作とドラマでは、かなり設定も違うし、登場人物の名前も違うところから、ドラマのオリジナルストーリーが多分に含まれていると思います。

やはり見どころの一つは、豪華なキャストでしょう。

主演の真木よう子さん演じる宮地奈央は、「威勢のいい女」
真木よう子さんも男勝りな役が結構多いですね。

『SP』では格闘技の達人で、男相手に激しいアクションで大暴れ。
『MOZU』では常に危険と隣り合わせの公安刑事。

『龍馬伝』では、勝気な性格で有名な坂本龍馬の妻・お龍。
『精霊の守り人Ⅱ』では武術の達人として壮絶な死闘を展開。

何だか常に戦っていますが、真木よう子さんの演技力も高く評価されています。

第37回日本アカデミー賞では、『さよらな渓谷』で最優秀主演女優賞。

『そして父になる』で最優秀助演女優賞のW受賞という快挙達成。

今作の『セシルのもくろみ』では、世間の風潮に流されない強固な信念を内に秘め、それでいて外見も美しい宮地奈央。
真木よう子さんは適役だと思いますね。

準主演の吉瀬美智子さんは、何といっても本物。

女優になる前にちょこっとモデルをやってましたというレベルではなく、10年以上本格的にモデルの仕事をしていた人ですからね。

『ヴァニティ』のカリスマモデルは、まさにハマリ役だと思います。

真木よう子さん、吉瀬美智子さん、伊藤歩さん、板谷由夏さん、長谷川京子さん。

この5人の女優の競演は、どんな火花が散るか怖いくらいに楽しみですね。

そして、3人の男性陣にも注目。

「怪演」という表現がピッタリのリリー・フランキーさんは、編集長というまともな役柄ですが、普通の人をどんな風に演じるか興味が湧きます。

普通じゃないのは、徳井義実さんが演じるカリスマヘアメイクの安原トモ。

安原トモはジェンダーレスの役で、実は徳井義実さんが、前から演じたかった役柄の一つが、ジェンダーレスなんです。

日本テレビ『しゃべくり007』でも時々そういう喋り方になる徳井義実さん。

安原トモは、ある意味、奈央の最大の味方です。

『CRISIS』(2017年・フジテレビ)で最強の敵を熱演した金子ノブアキさん。
ヒールも凄く似合います。

どんな役柄でも演じ切れる役者ですが、今回はカメラマンで、凄くいい人。

三者三様、全く異なるキャラクターの男性3人と、奈央との絡みに注目です。

そして、見どころといえば、やはりドラマのメッセージ性ですね。

美しくありたいと努力することは悪いことではないですが、女は美しくないと男にも相手にされないし、女にもバカにされる。

そんな風に窮屈に考えて無理なダイエットや、高額かけてのケアは、むしろ幸福から遠ざかるような気もします。

宮地奈央は、素人で平凡な主婦で、ファッション業界とは無縁だったからこそ、その美の呪縛、強迫観念に囚われている女性たちが見えたのでしょう。

ドラマで、どんな感じで、そういったメッセージがストーリーの中に溶け込んでいるのか、凄く楽しみです。

セシルのもくろみ 原作ネタバレ

では、ここからが原作ネタバレです。
ドラマと原作ではかなり違いますね。

女子大の同窓会。
38歳の女性が30人も集まると、最初は和気藹々と談笑していても、徐々に3つのグループに分かれます。

専業主婦組、独身組、共働き組。
宮地奈央は専業主婦組ですが、共働き組から、「いいご身分ね」と嫌味を言われるのは納得がいきません。

しかし、フルタイム働いたうえに家事もするというのは、とても真似できない。
同窓会の時に、同じ専業主婦組として話が盛り上がった文香から電話があり、オープンカフェで会うことに。

何と読者モデルのオーデョションに参加したいとのことで、一人では心細いからと奈央も誘われたのです。

どうせ書類選考で落ちるに決まっていると、気軽に乗った奈央でしたが、書類選考が通ってしまい、オーディション会場に文香と一緒に行くことになりました。

緊張の面接、半年以内の撮影というルールを破り、3年前の写真とバレて、大汗。
完全に落選と思ったら、受かってしまいました。

大喜びで文香に電話した奈央でしたが、自信満々だった文香は落選していたのです。

到底奈央の幸運を喜ぶ余裕はなく、文香とはぷつりと縁が切れて、女の難しさを痛感する奈央。

合格した読者モデルは3人で、坂下葵と小田亜由子は、奈央から見ても素敵で、自分が場違いに思ってしまうほど。

カリスマヘアメイクの安原トモは、一人ずつメイクをし、最後に奈央が呼ばれます。

安原トモが鏡ごしに奈央を見て、大きく溜息。

「すいません」といきなり謝る奈央。

「あら、何で謝るの?」

「どうして私みたいのがって、思ってるんでしょう」

「あらあら、ずいぶん後ろ向きじゃない」

そして安原トモは、どうして奈央が選ばれたかを語ります。

最初は普通の女性、悪くいえばダサイ女でも、手を掛ければこんなにいい女になる。

さっきの二人とは違う企画のために、奈央は選ばれたのだと。

納得してしまう奈央でしたが、喧嘩を売られている気分でさすがに落ち込みます。

「これから外見も中身も、あなたはどんどん変化してゆくの」

奈央はあることに気づきます。
10代20代、特に独身の頃は、ファッションも男性の目線を気にした服選びだったかも。

男は単純で、胸元が開いているだとか、惜しみなく美脚を披露したり、伸びをするとおなかがチラリと見える。
そんなことで感動してくれる。

しかし女性目線はその何倍も厳しくて、だからファッションモデルは大変なんです。

モデルは太れないけど、かといって食べないダイエットだとやつれるので、健康的に痩せるにはしっかり食べて、運動で痩せる必要があります。

ある時、黒沢洵子から、『ヴァニティ』の創刊6周年パーティーに誘われた奈央。
ファッションモデルが大勢集まるパーティーで、何を着ていくべきか。

同窓会とはわけが違うので、奈央は迷いに迷います。
パーティー当日。

100人くらいの参加者で、モデルやスタイリストやカメラマンなどで賑わいます。

「何してんのよ、こんな隅っこで」と安原トモが奈央に声をかけます。

「モデルさんたちがあまりにも綺麗で」

「まあプロだからね」

それから安原トモは、ファッション業界について、いろいろと奈央に聞かせます。

皆が憧れる美魔女モデルも、最初は普通の奥さんだったのに、変身したこと。

ここにいると、あの人には負けたくないという気持ちから、水面下では大変なことになっている。

「女はみんな、心にセシルが棲んでるの」と安原トモが言います。

「セシル?」

「そう」

「もしかして、フランソワーズ・サガンの『悲しみよこんにちは』のセシル?」

安原トモは笑顔で、「あら、知ってるじゃない」

「でも、どうして?」

安原トモは小説について熱く語ります。

セシルは、かわいい顔をしながら、とんでもないもくろみを持った女の子。

でもそれは、セシルだけではなく、セシルは女そのもの、女の象徴。

「普段は忘れていても、ある時不意に、セシルが顔を出してくるの」

奈央は、聞いてみました。「こんな私の中にもセシルがいるのかしら」

安原トモは笑みを浮かべ、一言。「当たり前じゃない」

まとめ

原作では、美のカリスマ・沢口奈美子が、ドラマでは浜口由華子。
子供の名前も原作は智樹で、ドラマは宏樹。

奈央と一緒に合格した読者モデルの坂下葵はそのままなのに、原作で小田亜由子は、ドラマで小田萌子。

これだけ違うと、やはり原作とドラマでは設定やストーリー展開もかなり違うことになると思いますね。

ドラマ『セシルのもくろみ』では、実在する美容家、作家、文化人など本人が本人役で出演するそうですよ。

最近のドラマは、ニュースシーンでは有名なキャスターが出ることが多いし、本作も誰が登場するか楽しみですね。