2017年冬のフジテレビ月9は、『突然ですが、明日結婚します』

主人公のあすか(西内まりや)は人気アナウンサーの名波竜(山村隆太)が好き。

でも名波竜はあすかとデート中に彼女を置き去りにして桜木夕子(高岡早紀)のもとへ行くというレッドカードな行動を取る男。

竜の後輩の麻衣(山賀琴子)は竜に片想いで、あすかのことが好きな神谷(山崎育三郎)は、わざと竜の目の前であすかの唇を奪う反則攻撃!

複雑に絡み合うラブストーリー。
店の香奈ママ(椿鬼奴)が恋愛アドバイスをする時に、いちいち「桃井かおり」になるところが笑えます。

そして、4月からの月9は打って変わって本格ミステリードラマ『貴族探偵

警察の上層部が認めている謎の貴族は探偵が趣味。

しかし捜査や推理は執事や運転手やメイドに任せ、自分は事件関係者の美人を口説く前代未聞の探偵?

ここでは、ドラマのあらすじと見どころ、華やかな豪華キャストを紹介しましょう。

最後に原作ネタバレもありますよ。

ぜひ、ご覧ください!
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貴族探偵 ドラマのあらすじは?

ドラマの原作は、麻耶雄崇(まや・ゆたか)さんのミステリー小説『貴族探偵』

そして続編の『貴族探偵対女探偵』と合わせ、さらにドラマオリジナルの登場人物とストーリーを加えて展開されます。
原作も短編集ですが、ドラマも一話完結。

ドラマは原作に忠実に再現される箇所もあれば、登場人物のキャラクターが若干原作とドラマでは異なる場合がありますね。

とにかく前代未聞なのは、主人公の貴族探偵の年齢、家族、学歴が秘密なこと。

まあ、今までもそういうミステリアスな主人公はいたでしょう。
しかし今回は肝心要の名前すら教えてくれないのです。

誰に名前を聞かれても答えない貴族探偵。
側近の執事やメイドや運転手は、貴族探偵のことを「御前」と呼んでいます。

貴族探偵の特徴は、高価な服装に優雅な身のこなし。

女性に甘く、警察官には厳しく、刑事が「君は?」「あんたは?」と聞いただけで、「警察の教育がなっていないようだ」と怒ります。

事件の推理や捜査は、執事やメイドや運転手がやり、最後の謎解きを探偵がやるのかと思ったら、それも彼ら使用人たちの仕事。

では探偵は何をやるのかというと、事件関係者の女性を口説き、ディナーなどに誘うことが一番の使命!?

洗練されたレディーファーストは嫌味がなく、「美しい」を連呼して女性をその気にさせるテクニック。

不謹慎で一風変わった探偵と思いながらも、どこか惹かれて誘いを断れない女性たち。

歯の浮くような褒め言葉でも、「お世辞でも嬉しい」と感じてしまい、彼女たちは貴族探偵の術中にはまります。

そんな貴族探偵に不満はあるものの、上層部から「探偵に協力せよ」と命令され、渋々一緒に捜査する鼻形雷雨刑事。

同じ探偵として、貴族探偵と現場でぶつかる女探偵の高徳愛香も、文句は山ほど。

師匠の教えを守り、真剣に推理する愛香は、不真面目な貴族探偵の言動を見過ごせず衝突します。

とにかく優秀な執事とメイドと運転手が事件を解決してしまうので、単なる探偵ドラマとは違うミステリー。

動機がないと足踏みしたり、アリバイが完璧だと容疑者からすぐに除外してしまう警察の捜査。

しかし貴族探偵の使用人たちは、全てのアリバイを疑ってかかり鵜呑みにせず、どんな巧妙なアリバイも見事に崩していく痛快劇!

完全犯罪と思われるカラクリも素早く見破ってしまう貴族探偵(厳密には使用人たち)

一歩間違えば共感度ゼロになりかねない、未だかつてない型破りな探偵物語です。

貴族探偵 キャストを紹介

それでは、豪華なキャストを紹介しましょう。

貴族探偵/相葉雅紀

警察の上層部がその存在を認めているということは、身分の高さだけではなく、今までにも難事件をたくさん解決した実力を買ってのこと。

警察官を「公僕」と呼び、日頃から刑事の捜査手法にはうんざりしているので態度も冷たい。

しかし女性には甘く、事件関係者に美人がいると、すぐに口説き、ディナーに誘いたがる。

その間に捜査をし、推理をするのは執事と運転手とメイド。

最後の謎解きまで使用人に任せるので、皆は探偵の実力を疑う。

相葉雅紀さんのフジ月9といえば『ようこそ、わが家へ』の主演が記憶に新しいところ。

今回は初の貴族、初の探偵役で、まさに新境地に挑みます。

相葉雅紀さんは、貴族らしくユニークなコメント。

これまで演じたことのないタイプの役どころですが、この攻めた役を楽しめたらと思います。僕の演じる貴族の使用人たちは、本当に素晴らしい役者の方ばかりなので緊張しますが、今回ばかりは存分に命令させていただこうかと思います

高徳愛香/武井咲

高徳愛香(たかとく・あいか)は、大学を1年で辞め、師匠のもとへ弟子入りした新米探偵。

一生懸命で真っすぐな性格なので、どうしても現場で貴族探偵と衝突してしまう。

相葉雅紀さんと武井咲さんはドラマ初共演です。

武井咲さんは、ドラマのヒントになるコメントを語ってくれています。

貴族探偵を演じる相葉さんに思いきりぶつかっていきたいと思います。物語はもちろん、人間模様にもミステリーが隠されているのでご期待ください

鼻形雷雨/生瀬勝久

シリアスでコミカルな刑事。

貴族探偵よりも先に謎を解こうと、女探偵の高徳愛香と意見が一致し、タッグを組んで捜査をする。

原作は短編集で毎回違う刑事が登場しますが、連ドラは毎回同じ刑事のほうが視聴者もわかりやすいので、生瀬勝久さんの刑事役が楽しみです。

今までも『MOZU』や『TRICK』で刑事役はお手のもの。

喜多見切子/井川遥

高徳愛香の探偵の師匠。
切子は、貴族探偵とも浅からぬ因縁あり。

原作では愛香の師匠は男性ですが、ドラマオリジナルで女性の師匠に。

貴族探偵との過去の因縁と絡みも見ものです。

田中/中山美穂

貴族探偵の使用人で、主に代わって捜査や推理までする優秀なメイド。

原作は二十歳くらいの年齢ですが、まさか「月9の女王」が選ばれるとは。

中山美穂さんは、『君の瞳に恋してる』『すてきな片想い』『逢いたい時にあなたはいない』『For You』『おいしい関係』『二千年の恋』『ホーム&アウェイ』と、未だにフジ月9主演最多!

佐藤/滝藤賢一

貴族探偵の運転手兼ボディーガード。
メイドの田中と同様、主に代わり、捜査や推理までやる優秀な男です。

原作の佐藤は2メートルの巨漢で合気道の達人ですが、ドラマではなぜか滝藤賢一さん。

滝藤賢一さんは、『踊る大捜査線』でクンフーの達人の役をやったことがあります。

山本/松重豊

貴族探偵の執事で、常に冷静沈着。
山本も主に代わり、捜査や推理をする優秀な執事です。

謎/仲間由紀恵

全くの謎のキャストが、仲間由紀恵さん。
役名も「謎」というだけで、名前もなく、どんな役なのか、どこに登場するのかも全てシークレットのようです。

貴族探偵 ドラマの見どころは?

それでは、ドラマの見どころを見ていきましょう。
まずはこの豪華なキャストそれぞれの絡みは、見どころの一つですね。

貴族が暇つぶしに難解な事件を捜査すると聞くと、織田裕二さん主演の『IQ246 華麗なる事件簿』を思い出します。

しかし法門寺沙羅駆(織田裕二)が最初から最後まで推理するのに対し、貴族探偵は推理しないので、似ているようで違いますね。

中山美穂さん、滝藤賢一さん、松重豊さんという大先輩に命令する相葉雅紀さん。

役に成り切るために相葉雅紀さんは滝藤賢一さんと松重豊さんの顔写真を見て、「こいつらは家来なんだ、使用人なんだ」と自分にマインドコントロールをしているようですよ。

とにかく貴族探偵は年上の刑事にも使用人にも敬語を使わず、凄い態度なので、相葉雅紀さんは果たして適役かと心配になるほど。

そこで、後輩の伊野尾慧さんが『めざましテレビ』で相葉雅紀さんの貴族エピソードを暴露。

二人で焼肉を食べに行った時、「ハンバーグが食いたい」とわがままを言い、メニューにないハンバーグを料理させて出させたと。

「やめろやめろやめろ、あれはシェフと仲良しだから!」と慌てて否定する相葉雅紀さん。

メニューにないものを作らせるとは十分貴族です。

使用人が捜査している間に、貴族探偵は事件関係者の女性を口説くので、武井咲さんのイライラした顔が目に浮かぶようです。

「何をやっているんですか!」

生瀬勝久さんの怒りを抑えている表情も毎回見られそうですね。

鼻形刑事と愛香のコンビは、果たして貴族探偵に推理合戦で勝てるのか!?

愛香の師匠の喜多見切子と貴族探偵には、どんな因縁があるのか。

そして謎の女性・仲間由紀恵さんは、どんな風に物語に関わってくるのか。

殺人事件の犯人探しというミステリーだけでなく、いろいろと楽しみな要素が散りばめられています。

原作の特徴として、毎回魅力的な女性が登場します。

気品に満ちた姉と、男を惑わす魅惑の妹。
勝気なお嬢様と純情可憐な女子大生。
勇敢で強気な令嬢。

貴族探偵が「美しい」と感嘆してしまう美貌と個性豊かなヒロインたちが、小説全体を華やかに彩るのです。

ドラマのほうも、サプライズゲストに期待しましょう。
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貴族探偵 原作ネタバレ!

では、ここからが原作ネタバレです。

桜川家の大邸宅で起こった奇妙な殺人事件。

令嬢の婿候補3人が何者かに殺されていました。

令嬢の弥生に3人の誰かと結婚しなさいと言ったのは当主の鷹亮。

たまたまこの邸宅に呼ばれて来ていた貴族探偵と使用人たち。

例によって例のごとく、刑事と一緒に執事の山本と、メイドの田中と、運転手の佐藤が捜査。

貴族探偵は令嬢の従妹の皐月とリビングで紅茶を飲みながら会話という、いつものパターン。

その間に、事件の全貌が見えてきましたが、使用人たちは戸惑います。

婿候補3人をABCとすると。
犯行現場を詳細に見て、邸宅にいる全員にアリバイを聞いた結果、AがBを葬り、BがCを葬り、CがAを葬ったのは、ほぼ間違いない状況。

しかし、すでに殺されたCがAを殺すことは絶対に不可能です。

刑事は、婿候補の3人とも結婚したくないという動機から、令嬢の弥生を疑います。
鷹亮も皐月も容疑者候補に入っています。

皐月は、もしも弥生や鷹亮が犯人だったらと思うと、胸が締めつけられました。

そんな時、弥生も鷹亮も犯人ではないと断言する貴族探偵が頼もしく思えます。

最初は遺体を見て目が輝いているので不謹慎な人間かと人格を疑った皐月。
でも今は助けてほしい気持ちで一杯です。

刑事に任せていたら弥生か鷹亮、もしくは皐月自身が犯人にされてしまいかねません。

結局、カラクリを見事、解決したのは山本と田中と佐藤の3人。

果物ナイフで刺されたCは気絶していたけど、目が覚め、Aを殺したあと絶命という結末。

自分以外の婿候補を消すために、一人を殺し、もう一人に罪をかぶせるという企みを、3人とも同時に考えていた結果が相打ちで全滅という悲劇に。

皐月のために粉骨砕身すると豪語した貴族探偵は何もせず、粉骨砕身したのは3人の使用人。

それを皐月に問われると、貴族探偵は、

「私の頭脳は発揮されましたよ。私の頭脳はそこにいる3人です」

「なるほど、確かに貴族探偵ですわね」

貴族探偵は、美しく魅力的な皐月と庭で散策。

貴族探偵にとっては、事件の解決よりも、皐月とのデートのほうが真の目的のようです。

まとめ

『ようこそ、わが家へ』の制作陣が今作『貴族探偵』を制作します。

嵐の中でいちばん貴族探偵に合っていない感じの相葉雅紀さん。

あとの4人は、何となく貴族が似合いそうです。

しかし羽鳥健一プロデューサーは、『ようこそ、わが家へ』で相葉雅紀さんの「かっこよさを垣間見た」と。

『ようこそ、わが家へ』では、気が弱い主人公でしたが、後半は家族を守るために必死に戦いました。

そこで羽鳥Pは、「次は相葉さんのカッコよさを前面に出したい」と思い、『貴族探偵』の主役に抜擢。

今度は態度がLLでやりたい放題、言いたい放題の役ですから。

相葉雅紀さんの貴族探偵、楽しみです。