2017年冬ドラマは、エンディングにも創意工夫が見られますね。

2016年秋ドラマ『逃げ恥』の大ヒットの要因になったのはエンディングの「恋ダンス」

そこで改めてエンディングもバカにならないと思ったか否かは企業秘密でしょうが。

『スーパーサラリーマン左江内氏』では、堤真一さん、キョンキョン、ぱるるをはじめ、キャストが左江内ダンス!

『カルテット』のエンディングは椎名林檎さんの「おとなの掟」を松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平さんが歌います。

『突然ですが、明日結婚します』ではキャストが見事なマネキンチャレンジを披露。

しかし、2017年4月、創意工夫というレベルではなく、全く未知で予測不能な作品が映像化決定!

個人ブログから生まれたドラマ『光のお父さん

2017年4月19日(水)AM1時28分~1時58分、TBSで放送されます。

ここでは、ドラマのキャストとあらすじ、見どころを紹介しましょう。

そして、ブログ『一撃確殺SS日記』のマイディーさんが語る「TVドラマ化までの舞台裏」にも触れます。

ぜひ、ご覧ください!
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光のお父さん ドラマのあらすじは?

ドラマのあらすじを語る前に、基礎知識が必要でしょう。
何しろ全てが「前代未聞の挑戦」のようです。

ブログ名は「一撃確殺SS日記」でマイディーはハンドルネーム。
大人気ゲームシリーズ大作「FF(ファイナルファンタジー)14」について語るブログですが、ブログの書き方が素晴らしくドラマチックなんです。

このブログの中でリアルに展開された「光のお父さん計画」が今回、TVドラマ化されるのですが、その道のりは険しいものでした。

ブログの中には「マイディーさん」のほかに、「ぴぃさん」「じょびネッツァ」の面々。

ネットでありがちな脳内で一人何役というのではなく、リアルに何人かのスタッフ(仲間?)がいるようですね。

稲葉光生(いなば・あきお)はゲーム好きな青年。
光生は仲間たちと一緒に「FF(ファイナルファンタジー)XIV」をプレイし、楽しんでいました。

光生は、父親とはあまり上手く行っていませんでした。
嫌いというわけではないのですが、フィーリングが合わないのです。

でもこれはどこの家庭でもありがちで、娘と違い、男子は年頃になるにつれ、親との接し方がわからなくなることがあります。

そんなある日、光生の母、つまり父にとっては妻からプレゼントをもらうのです。

何と60歳を超えた父に、「Play Station4」
父は別にゲーム好きではないのに、このプレゼントは運命の悪戯か?

それを見ていた息子の光生も、父に「FF14」をプレゼントしようと思いつきます。

60代にしてゲームに夢中になってしまった父。
親子で共通の趣味ができたことは良いことです。

どう接していいかわからなくなっていた光生にとって、親孝行をする絶好のチャンス。
そこで始まったのが「光のお父さん計画」です。

オンラインゲームではもちろん顔も見えないし、匿名が当たり前。
光生は自分が息子であるという正体を隠し、父にフレンド登録をします。

キャラクター名は「マイディー」

そして、オンライン上で父と一緒に冒険を始め、ゲーム攻略法を授けて父をサポートします。

60代にしてゲーム初心者の父を、仲間とも協力し、光の戦士へと育成していく壮大なプロジェクト。

光生が「実は・・・マイディーは僕だよ」と父に正体を明かすところが最大の見せ場か!?

オンラインゲームの魅力や素晴らしさを伝えたい光生。

それだけではなく、修復された親子の絆というというヒューマンな要素もたっぷりの斬新な物語です。
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光のお父さん ドラマのキャストを紹介

それでは、気になるドラマのキャストを紹介しましょう。

稲葉光生(いなば・あきお)/千葉雄大

オンライン上のキャラクター名は「マイディー」

せっかくゲームに目覚めてくれた父を「光の戦士」にするために、遠大な「光のお父さん計画」を実行します。

2017年は、『帝一の國』など5本の映画に出演が決まっている売れっ子俳優の千葉雄大さん。

千葉雄大さんは、ゲーマーではないようですが、ブログ『一撃確殺SS日記』のマイディーさんに、何となく雰囲気が似ているのかもしれません。

稲葉博太郎/大杉漣

光のお父さん。
60代にしてゲームに目覚めてしまった光生の父。

最初は思うように行かないので挫折しそうになりますが、マイディーに助けられて奮闘します。

まさかの大ベテランの大物俳優の起用に、マイディーさんもビックリしたそうですよ。

大杉漣さんは、『銭の戦争』に次ぐ復讐シリーズ『嘘の戦争』にも出演。

にこやかな笑顔で来客を迎えますが、招かざる客と思った瞬間に鬼のような怖い目に豹変する、まさにいぶし銀の名演技。

しかし、『レンタル救世主』のような、コミカルな役も得意中の得意です。

今作の『光のお父さん』でも、大杉漣さんの光る演技力が楽しみですね。

決して「光」と「光る」をかけたわけではありません、偶然です。

光のお父さん ドラマの見どころは?

作り手としては、オンラインゲームをやったことがない人がドラマを観て、「ゲームをやってみたい」と思わせたいところ。

たとえばゲームには興味はないけど、千葉雄大さんのファンだから観るという視聴者はいると思いますね。

そういう人にオンラインゲームの面白さを伝える演出が盛り込まれているはず。

なぜならドラマ制作のコンセプトも、オンラインゲームの素晴らしさを伝えることだからです。

もちろん、ゲーム好きな視聴者も多く観ることが予想されますね。

ゲームを知り尽くしているような人にも楽しんでもらうドラマにするために、大事なのはリアリティ。

そこで、クランクイン約2週間前に、演出部と原作者のマイディーさんの打ち合わせ中に盲点を発見。

千葉雄大さんと大杉漣さんが、ゲーム画面を見ながらプレイしている演技。
これは大丈夫です。

ゲーム画面を映すこと、これも問題ありません。

しかし脚本の通りとなると、ゲーム画面とプレイヤーの両方が画面に映り込んでいるシーンがあるのです。

何しろ「マイディー」はプロ級の腕前のプレイヤー。

高度なゲームをクリアする瞬間を映せたらリアリティがありますが、役者にそれを望むのは不可能です。

特にゲームのプロフェッショナルではない千葉雄大さんと大杉漣さん。

ゲームだけは2週間特訓しても、そこまでの腕になるのは無理でしょう。

そこで100本を超える「ゲームプレイ中の画面」を作成し、撮影し、その画面を見ながら役者が演技することになりました。

ドラマの中で千葉雄大さんと大杉漣さんがプレイするシーンに注目です。

どこまで演技力でリアリティを出せるのか、楽しみですね。

ほかのキャスティングも気になります。

光生の母、あとキャラクターの声の出演も豪華な顔ぶれを揃えれば話題になりますね。

ずっとゲームをしているだけではドラマとして成立しないので、ストーリーに幅を持たせるために登場人物も増えるでしょう。

深夜放送でも『勇者ヨシヒコ』のように豪華キャストが揃うドラマもありますからね。
サプライズキャストに期待しましょう。

光のお父さん TVドラマ化までのドラマ

これを語らないと、このドラマの面白味が伝わらないと思いますので、僭越ながら、ドラマチックに経緯を紹介したいと思います。

2016年12月24日、クリスマスイブ。
この日は、FFXIVの祭典「東京ファンフェスティバル」が開催されていました。

スピーチをするためにステージに上がったのは、株式会社スクウェア・エニックス ファイナルファンタジーXIVのプロデューサー兼ディレクター・吉田直樹氏。

マイディーさんは、吉田PDを見上げながら、この人との初めての出会いの場面を感慨深く思い起こしていました。

『光のお父さん』のTVドラマ化という企画が、スクウェア・エニックスに持ち込まれ、驚く吉田PD。

「こりゃまた、随分高いハードルに挑戦するなあ」
しかし、「進めてください」と即決。

実は吉田PDも、マイディーさんのブログ『一撃確殺SS日記』の愛読者だったのです。

2016年7月28日。
マイディーさんは吉田PDと会うために上京。

目的はもちろん、『光のお父さん』のドラマ化についての打ち合わせです。

マイディーさんは、ぴぃさんとはネットでは知人ですが、リアルで会ったのはこの時が初めて。

脚本のリューハラさんとも合流し、3人でイタリア料理を味わいながら酒を汲み交わし、談笑に花が咲きます。

翌日、運命の日、7月29日。
まずは講談社へ挨拶へ行くマイディーさん。

ドラマ化と同時に、書籍化も決定していたからです。
そしていよいよ、東新宿へ。

「SQUARE ENIX」

入口には、何とスライムがお出迎え。

「ぴぃさん危ない下がって! スライムが現れた!」

「マイディーさん、そのスライム倒さなくていい奴です」 

スライムを倒さなくてはボスの部署に辿り着けないと勘違いしたマイディーさんは、根っからのプレイヤーか?

冗談はさておき、応接室に案内され、待つこと数分、ついに吉田直樹PDが姿を現しました。

会談開始早々、吉田PDはブログの感想を語り、驚きと感動のマイディーさん。

それは、明らかに6年分の記事を読んでいる吉田PDが、記事一つ一つ、その作者にしかわからない真意を、思いを、的確に言い当てて行ったからです。

吉田PDがリアルでマイディーさんに会いたかった最大の理由は、一つ。

「TVドラマ化する覚悟はあるのですか?」

その覚悟とは、有名になったら叩かれるというレベルの話ではありません。
吉田PDはプロの厳しき現場を語ります。

「映画」や「TVドラマ」を制作するには、尋常ではない金額と何百人という大勢の人が動く。

ドラマ化には、素人には想像を絶する障壁があまりにも大きい。

「その重みを背負う覚悟はありますか?」

「長年積み重ねてきたポリシーを破ってでも進むんだという覚悟はありますか?」

想像以上の大きな戦場へ向かおうとしている自身の今の立場を知ったマイディーさんでしたが、その覚悟はとっくにできていました。

オンラインゲームは、知らない人から罵詈雑言の嵐。
確かに悪いところもあるけど、良いところもあることを知ってほしい。

これは吉田PDとマイディーさんの共通の思いでした。

取り組み方次第では、自分の人生をこんなにも面白く、有意義で楽しいものに変えてくれるオンラインゲーム。

オンラインゲームの素晴らしさを伝えられるなら、それでこの世界がより輝くのであれば、僕はここで散っても構わない。

マイディーさんの本気度を見た吉田PDは、

「わかりました。頑張りましょう」

「よろしくお願いします」

固い握手を交わす二人。

2016年7月29日、『光のお父さん』のTVドラマ化が、承認される!!

マイディーさんは、語ります。

「頑張れば、夢は叶う」

まとめ

なるほど、今まで数えきれないほどドラマを観てきましたが、初めて制作の大変さを聞いた気がします。

俳優の役作りの葛藤などはよく紹介されますが、原作者が感じる重圧や覚悟というのものは、あまり知られていないのかもしれませんね。

マイディーさんは、『光のお父さん』がクランクインするまでの準備のため、1日20時間という不眠不休の戦い。

たった2週間で100本を超えるゲームプレイ中画面を作成。

言葉だけではない覚悟と本気を見せました。

どんなドラマになるか、全く予測できない作品というのは、あまり記憶にありません。

でも千葉雄大さんと大杉漣さんなら、作者の思いに応える名演技を魅せてくれることでしょう。