テレビ東京で放送していた福田雄一監督の『勇者ヨシヒコと導かれし七人』もついに最終回を終えました。

ラスボス魔王があまりにも強過ぎるため、現実逃避して電車男に戻ってしまったヨシヒコ。
しかし仏のビームで目が覚めたヨシヒコは、導かれし七人と共に魔王を撃退してハッピーエンド。

なぜいきなり勇者ヨシヒコの話をしたかというと、危ないニュースが飛び込んで来たからです。
問題作『聖☆おにいさん』がとうとうドラマで実写化決定。

しかも監督は何でもアリの福田雄一さんとあれば、それはいくらなんでも危険だと感じるのは私一人ではないはず。

ここでは、『聖☆おにいさん』の原作ネタバレとドラマの見どころを紹介しましょう。
そして気になるキャストは?

ぜひ、ご覧ください!
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聖☆おにいさん ドラマのあらすじは?

原作は中村光さんで、2006年(平成18年)からモーニング・ツー(講談社)で連載開始。
今も連載中で、単行本も13巻出ており、1000万部突破の大ヒット漫画です。

聖は「セイント」と読みます。
それでは、『聖☆おにいさん』のストーリーを簡潔に紹介しましょう。

目覚めた人、ブッダ。
神の子、イエス。
雲上人の二人が長期休暇がとり、下界に降臨してバカンスを楽しみます。

東京・立川の安アパート「松田ハイツ」を借りて二人でシェア。
アパートを借りる時にブッダとイエスでは問題があるので、苗字を「聖」(セイ)としました。

ブッダの着るTシャツは「天上天下」や「業」などと書いてあって芸が細かい。
イエスのTシャツには「大工の子」

この物語の主人公、ブッダとイエスは、一応名前の通り本人の設定ですが、キャラ崩壊どころの騒ぎではなく、仏陀とイエスとは別人と思ったほうが安全です。

螺髪に厳かな顔に大きな耳のブッダ。
黒髪のロン毛でひげをはやし、ギャグを飛ばしまくるイエス。

コンビニで女子高生に、「超ジョニーデッブに似てる」と言われ、喜ぶイエス。
「奈良の大仏に似てる」と言われ、全然嬉しくないブッダ。

仏陀はいつも動物たちが安心して近づいて来たと言われます。
下界に降臨したブッダも、窓を開けていると鳥たちが部屋の中に入って来たり、ネコが擦り寄る始末。

そのため、大家の松田さんから禁止されている餌付けをしていると疑われます。
イエスは、「神のみぞ知る・・・神の味噌汁」「箱舟に乗ったつもりで待っててよ」とギャグが滑りまくり。

一応天上界から給料が出るのですが、二人合わせて月26万円と、物価が高い東京ではギリギリの生活。

淡々と日常が続き、特に大きな事件が起こるわけではないのですが、下界慣れしていないため、いろいろと問題も起きます。

ゲームセンターで格闘ゲームに挑戦するイエス。
上段を蹴られたら中断も差し出すので全然勝てません。

アパートにエアコンがないので、夏はファミレスで涼む二人。
4時間経過の時、ウェートレスが来たので、「なんかすいませんね長いこと」と断る二人。

ウェートレスは、「いえいえゆっくりなさってくださいね。お客様は神様ですもの」

「!」目を丸くしたイエスは、「人違いです」と即答。
店を出て、「なんでバレたんだろ?」と驚く二人。

ブッダとイエス以外にも、危ないキャラが登場。

ブッダのプロデューサーの梵天。
イエスの護衛をしている四大天使。

なぜかイエスと親しい仲間になっているペトロとユダ。
そして、ブッダの弟子、アナンダ。

遊園地に行ったり、漫才に目覚め、「パンチとロン毛」で狙うはM-1グランプリ。

漫画を描いて生計を立てようとしたり、大家さんに頼まれて運動会に出たり。
とても聖者とは思えない行動の連続。

2013年5月、劇場版アニメとして公開された『聖☆おにいさん』
今度はドラマで実写化という無謀な冒険に挑みます。

聖☆おにいさん ドラマの見どころは?

福田雄一監督に続き、このドラマのプロデューサーが、何とあの俳優・山田孝之さんに決定!
まずは二人のコメントを紹介しましょう。

ドラマ『聖☆おにいさん』のプロデューサーに選ばれた山田孝之さんは、誰を監督にするかと思った時、真っ先に浮かんだのが福田雄一監督。
ある意味、当然の流れですね。

山田孝之さんのコメント。

エピソードやキャスティングなど原作者の中村光さんと共にベストを考え、これぞ『聖☆おにいさん』という作品にしたいと思います。ゆる~くお待ちください

全13巻の中から、特に面白い、笑えるエピソードを厳選し、おそらくドラマオリジナルも加えて、とにかく傑作を生み出してくれることを期待したいですね。

実は、2006年の連載開始当初から実写化を考えていた福田雄一監督。
しかし、内容が内容だけに、「ぶっちゃけ様々な問題に直面して」一度は実写化を諦めたことも。

ところが今回、急転直下、山田孝之さんとのドリームタッグ結成で夢が実現したのです。

福田雄一さんのコメントです。

驚きのタイミングと驚きのルートで夢が叶うことに感謝感激です。精一杯緩く頑張ろうと思います

二人とも緩くと。その「ゆる~く」が怖いのです。

『勇者ヨシヒコと導かれし七人』でも、想像つかない演出が数多く見られました。

局はテレビ東京なのに、小堺一機さんが登場し、ヨシヒコたちに大きなサイコロを振らせる。
完全にフジテレビ。

魔王が強過ぎて現代に飛んでしまい、部屋にこもりきりのヨシヒコは、なぜか黒髪のロン毛にメガネ。
伊藤淳史さんよりも先に、映画で山田孝之さんが「電車男」を演じていたことは、意外に知られていないかも。

とにかく何でもアリの福田雄一監督に、山田孝之プロデューサーが加わるとなると、心配のほうが先に立ちます。
ネットの声は?

「『聖☆おにいさん』実写化ってマジかよ!?」
「『聖☆おにいさん』まで実写化って・・・と思ったけど、山田孝之なら見たい」
「『聖☆おにいさん』『妖怪ウォッチ』『銀魂』まだまだ止まらぬ実釈迦様パワー」

こういう好意的な声も多いのですが、もちろんクレームも。

「冒涜だ!」と本気で怒っている人も決して少なくないので、ここは重要なところ。
こういう声を簡単に考えてはいけないと思います。

これが福田雄一監督が一度は諦めた「ぶっちゃけ様々な問題に直面して」なんだと思います。
強調すべきは、コミック『聖☆おにいさん』は完全にギャグ漫画であること。

ドラマも、もちろんコメディであり、ギャグストーリーです。
だからこそ、思わず大笑いしてしまうほどのギャグを連発しないと危険。

全然笑えない滑るギャグが続いてしまうと、聖コンビをバカにしているだけに見えるからです。
ここは腕の見せどころで、日本はドラマ制作の技術は世界トップクラスなので、やるからにはギャグで勝負を懸けるしかないと思います。

冗談抜きに命懸けの仕事?
「なら下りる」という俳優もいるかもしれないし、キャスティングは難航しそうですが、果たして?
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聖☆おにいさん ドラマのキャストは?

キャストはまだ公表されていませんが、ネットではキャスト予想でかなり盛り上がっています。

そして、ブッダ役とイエス役と分けて、多くの名前が挙げられていますね。
ネットの予想はバカにできません。

『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』のスーさんを西田敏行さん。
『嘘の戦争』の女詐欺師を水原希子さん。

二人とも公表前にネット予想で大的中です。

劇場版アニメの声をやった星野源さん(ブッダ)と森山未來さん(イエス)は有力候補。
声が同じというのは、違和感を避けられそうです。

特に星野源さんは『逃げるは恥だが役に立つ』の大ヒットで大注目。

主題歌の「恋」から生まれた恋ダンスも、『恋するフォーチュンクッキー』のような全国的広がりで大盛り上がり。
星野源さんなら、主題歌も兼任できるし、やはり有力です。

ブッダもイエスも両方できそうな阿部寛さん。
福田雄一監督、山田孝之プロデューサーと来れば、やはりブッダは佐藤二朗さん?

『勇者ヨシヒコ』シリーズでも、ずっと仏を演じてきた佐藤二朗さんならアドリブもOK!
ほかにも、関口メンディーさんならすでに螺髪って、それはちょっと過言では。

イエス役で有力はオダギリジョーさん。
あと面白いと思ったのは、イエスに又吉直樹さん、大泉洋さん。

イエスを山田孝之さんがやるなら、ブッダは小栗旬さんという声も。
小栗旬さんはイメージが違くても役に成り切れます。

イメージが違う「ルパン三世」「織田信長」「銀さん」とどんな役でもOK!

天上界以外の登場人物でも。
大家の松田さん、イエスを二代目と勘違いしているテキヤの竜二と妻の静子。

キュートな女性教師・吉川先生。
とにかく、キャストの発表が待たれますね。

『勇者ヨシヒコ』の深夜放送とは思えない豪華キャストを思うと、福田雄一監督の手腕に期待大。
魔王の声は堤真一さん、導かれし七人は、滝藤賢一、城田優、山本美月、高嶋政宏、川栄李奈、大地真央、徳光和夫さん。
正直、凄いです。

ドラマ『聖☆おにいさん』の曜日や時間帯は発表されていませんが、内容が内容だけに、深夜放送もあり得ますね。

聖☆おにいさん 原作ネタバレ

ここからは、さらに詳しく原作ネタバレです。
コミックを読んでいない人も、世界観がわかると思います。

天上界にいたブッダとイエスは下界に降臨してバカンス。
せっかくだから遊園地に遊びに行き、ジェットコースターに乗ります。

しかし120分待ち!
「120分も待つの!」と嫌がるブッダに、イエスもびっくり。

誰も真似できない苦行をしていたくせに、炎天下に120分待ちなど、ブッダなら余裕のはずとツッコミ。

商店街のイベントで、お笑いの「ハッスルリングバトル」に出場者が足りなくて、頼まれる二人。
嫌がるブッダとやる気満々のイエス。

即席コンビ「パンチとロン毛」が結成。

「どうも、ロン毛でーす」

「パンチでーす、どもども」

「突然だけどパンチ君、君のヘアスタイル斬新だよね」

「そうですか、今すごく旬なヘアなんですよ」

みかんを頭に乗せて、「鏡もちヘアてゆんです」

「正月にやれや!」

「南無三」

全然受けない、見ていられない。

イエスは全てのテレビドラマを観て、その感想をブログにアップする神業を炸裂。
イエスは1日1万ヒットの有名ブロガーに。

ハンドルネームは、「いえっさ」
しかしコメントを見てびっくり眼。

「神降臨」

本名を伏せているのに、なぜバレた?
ネットで「神降臨」は普通の言葉とは知るよしもない二人。

ブッダのもとに鳥やネコなど動物が集まり、大家の松田さんは完全に餌付けしていると疑いの眼。
マッチを加えたネコが歩み寄り、愕然とするブッダ。

これは仏陀の餓死を食い止めようと、自ら炎に飛び込んだうさぎの伝説の再現か!?
そんなこと絶対にしないと激しく否定するブッダ。

アパートに風呂がないので、銭湯に通う二人はサウナも大好き。
背中に大仏を背負う男と遭遇。

この物語の重要人物、テキヤの竜二です。

「にいちゃん、その刺し傷は?」とイエスに聞く竜二。

「国の偉い人に磔刑で」

「何だ、にいちゃんもムショ帰りかい!!」

完全に同業だと誤解されているイエス。

「俺ァ、網走じゃあ。にいちゃんはどこじゃあ?」

「ゴルゴダです」

「俺の弟の中から裏切り者が出おってな、網走で7年よ」

「私は3日で復活しましたけど」

「み、3日で柵越えしょったんかい!」

「私の場合は、父がそう望まれたので」

蒼白になる竜二。

「にいちゃん、人が悪いぜ。どこぞの二代目と知っとったら俺もそれなりの筋を」

漫才は延々に続きます。

年末年始に金を使い過ぎて、家計は火の車。
ブッダは断食は得意でも限界があります。

手塚治虫のブッダ全巻をブックオフに持って行こうとするブッダを止めるイエスは、アルバイトをすると。
そこで面接の練習。

「何故人は苦しむと思いますか?」「何歳頃に悟ったのか?」「お気に入りの瞑想場所は?」

ブッダとは面接の練習にならなかった。
そういえば二人とも、どちらかといえば経営者経験あり。

雇用主の目線で、アルバイトに何を求めるかを聞くイエスに、ブッダは。

「象をけしかけたり、毒を塗った爪で斬りかかったりしない人なら、あとはもう何も望まないよ」

「君は本当によく80まで生きられたと思うよね」と感心するイエス。

作者の中村光さんは、かなり詳しいので、そこがフォローになっているのかも。

全然詳しくない人だったら悪ふざけだと思われて、それこそヤバイです。

まとめ

言うまでもなく、釈尊も、イエスも、人間として慈愛深き大指導者であり、世界的な偉人です。
それを否定するものでは絶対にありません。

真剣にブッダの生涯を描いた手塚治虫先生の『ブッダ』と違い、『聖☆おにいさん』は完全なギャク漫画。
劇中に手塚治虫著『ブッダ』を漫画喫茶で読んで感涙するブッダ。

そのあと勢いで全巻買ってしまいます。
そんなシーンもあるパロディですね。

あとは、福田雄一監督と山田孝之プロデューサーがどう描くか。
反則負けを全く恐れていない二人だけに、怖いもの見たさで、見てしまうと思います。