2016年「NHK紅白歌合戦」の出場歌手が決まりましたね。
紅組司会は有村架純さん、白組司会は相葉雅紀さん。

紅白出場回数39回を誇る二人の大ベテラン、細川たかしさんは卒業で、和田アキ子さんも出場せず。
「紅白もいよいよ世代交代か」と話題になっていますね。

ところが、ここに世代交代に待ったをかける人たちが現れました!

2017年春、ゴールデンタイムに対抗して、シルバータイムで放送するドラマ『やすらぎの郷

ここでは、ドラマのキャストとあらすじ、見どころを紹介しましょう。
そしてテレビ朝日の新企画「シルバータイム」の趣旨についても語ります。

ぜひ、ご覧ください!
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やすらぎの郷 ドラマのあらすじは?

それではドラマのあらすじを見ていきましょう。

「やすらぎの郷(さと) La Strada(ラ・ストラーダ)」はいわゆる老人ホームですが、ただの老人ホームではありません。
大手芸能プロダクションの加納グループ総帥・加納英吉が、私財を投じてつくった特別な施設なんです。

何が特別かといえば、普通の人は入所できません。
このホームに入れる条件は、映画やテレビで活躍してきた監督、脚本家、俳優、音楽家であること。

映画やテレビの世界で功績がない者は入れないのです。

一世を風靡したシナリオライターの菊村栄。
彼の妻は、元女優ですが今は認知症にかかっていました。

菊村は介護疲れでストレスも溜まり、神経をすり減らしていましたが、そんな時に声をかけられたのです。
加納英吉の娘と名乗る名倉みどりという女性から、「やすらぎの郷」の話を聞きます。

自分も脚本家で妻も元女優。
条件はクリアしているし、菊村は夫婦でこのホームに入ることを決めました。

ところが、入所する前に妻はこの世を去ったのです。
一人になった菊村ですが、彼は一人で「やすらぎの郷」で暮らすことにしました。

このホームには、映画界やテレビ界で大活躍してきた名優・名女優がいることは噂で知っていた菊村。
しかし、いざ本人を目の前にすると、それはそれは感激しました。

往年の大スターが何人もいるではありませんか。
菊村栄の第三の人生の始まりです。

脚本家・倉本聰さんが渾身の筆をふるうオリジナルストーリー。
生老病死をリアルに感じるシニア世代に贈る入魂のメッセージです。

やすらぎの郷 キャストを紹介

では、大御所だらけのキャストを紹介しましょう。

菊村栄/石坂浩二

一時代を築いた著名な脚本家。
妻の介護疲れで悩んでいる時に、テレビ人専用の老人ホーム「やすらぎの郷 La Strada」に誘われました。

その後、妻に先立たれましたが、菊村は一人で入所し、新たな生活を始めます。
ところが、入居メンバーから無理難題を押し付けられ困惑の日々。

連ドラ主演は久々の石坂浩二さん。
石坂浩二さんは何といっても元祖・金田一耕助です。

映画『犬神家の一族』(1976年)が大ヒットし、その後、石坂浩二さんは何作も金田一耕助役を熱演しました。
石坂浩二さんは、俳優のほかにも、作家、作詞家、翻訳家でもあるので、今回の脚本家の役もリアルに演じることができます。

石坂浩二さんは、主演の意気込みを語っています。

初めてのカラーテレビ、初めてのVTR、テレビの歴史のいろんな初めてに参加してきましたが、こうやってまたテレビ朝日の初めての挑戦に参加できることが本当に嬉しいですね

そして、主人公・菊村栄を困らせる一筋縄ではいかない入居メンバーを一気に紹介しましょう。

女優の白川冴子(浅丘ルリ子)
歌手の及川しのぶ(有馬稲子)
女優の水谷マヤ(加賀まりこ)
女優の三井路子(五月みどり)
女優の井深凉子(野際陽子)
俳優の高井秀次(藤竜也)
俳優の真野六郎(ミッキー・カーチス)
俳優の岩倉正臣(山本圭)
女優の九条摂子(八千草薫)

キャストが大物過ぎます。
平均年齢は何と77.8歳。

「いちいち計算しなくていい!」と野際陽子さんに怒られそうですが。
それにしても、一人や二人、若い女優さんを出演させてもいいのではないでしょうか。

こんな大御所だらけの中に入るのは勇気がいるかもしれませんが。
そんなこと言って「若けりゃいいってもんじゃないわよ」と中尾ミエさんまで出てこられたら困りますけど。

失礼な冗談はさておき。
キャストを見ただけでも今までにないドラマだということがよくわかりますね。
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やすらぎの郷 ドラマの見どころ

それでは、ドラマの見どころを紹介しましょう。

始まりは、脚本家の倉本聰さんが、最近のゴールデンタイムのドラマは若者向けが多いという意見がきっかけでした。
ならば、大人が楽しめる「シルバータイム」を設け、シニア世代に向けたドラマを創作しようではないかと。

今のところ、シルバータイムの曜日と時間帯は発表されていません。
超高齢化、超高齢化って、それが何かいけないことのように言うのが間違いですね。

発想の転換で、年齢を重ねたがゆえの経験や英知は、凄い財産になるはずです。
シルバータイムドラマとは、そこに焦点を当てたもので、現代に合致した企画だと思いますね。

シニア世代の人々に光を当て、元気と活力を与えるドラマの魁となるか、注目です。

見どころの一つは、倉本聰さんの渾身のメッセージです。

昭和の時代から現代までずっとテレビドラマを観てきた倉本聰さん。
しかも脚本家として深く携わってきました。

萩原健一さん主演の『前略おふくろ様』(1975~1977年・日本テレビ)
田中邦衛さん主演の『北の国から』(1981~1982年・フジテレビ)

何作も大ヒットを生み、テレビの内幕も熟知している倉本聰さんが、今のテレビドラマにもの申す。
倉本聰さんが経験してきた全てを、テレビに対する熱い思いを、ドラマの中で登場人物が代弁するわけです。

そこには、面白いドラマを生むヒントがあるかもしれません。

今も十分面白いドラマはありますが、「昔のドラマは面白かった」「今はつまらない」という意見があることも事実。
昭和の時代は視聴率20%を切ったら緊急会議だとビートたけしさんが言ったことがあります。

今は20%行ったら大ヒットです。
テレビしか娯楽がない昭和と比べ、今はゲームやインターネット、有料チャンネルなど遊びも多彩。

「テレビを見なくなった時代」とも言われていますが、『半沢直樹』は視聴率40%超えを果たしました。

こうなると時代のせいにはできず、面白いドラマはみんな見ることがわかったわけです。

倉本聰さんは、今回、相当構想を練ってきて臨んでいるようです。
皆が若者向けを狙うなかで、逆にシニア世代をターゲットにして創作した作品が場外ホームランなんてことも、十分あり得ますね。

そして、やはり最大の見どころは、大物すぎるキャストです。
空前の大ヒットドラマ、丹波哲郎さん主演の『キイハンター』(1968~1973年・TBS)でヒロインの野際陽子さん。

野際陽子さんは『TRICKシリーズ』でもお馴染みで、2017年の大河ドラマ『おんな城主直虎』に出演が決まっています。

八千草薫さんは、『独眼流政宗』(1987年)をはじめ、NHK大河ドラマに多数出演。
『銭形平次』(1966~1984年・フジテレビ)など多くのヒット作に出演し、『岸部のアルバム』(1977年・TBS)では主演。

『茜さんのお弁当』(1981年・TBS)では、不良少年役の嶋大輔さんや杉本哲太さんと共演。
横浜銀蠅役を本物の横浜銀蠅が演じたこの話題作で、八千草薫さんは主演を務めました。

2016年も『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ)に出演。
若者たちに恋のアドバイスをする重要な役でした。

つまり、主演の石坂浩二さんはもちろんのこと、八千草薫さんも、野際陽子さんも、加賀まりこさんも、皆が「昔売れたスター」ではありません。
今も第一線で活躍している名優なわけです。

五月みどりさんは紅白歌手。
1963年(昭和38年)第14回紅白歌合戦では、五月みどりさんが「一週間に十日来い」の歌唱時、視聴率は85.3%!
現代ではちょっと、想像できない数字ですね。

浅丘ルリ子さんといえば、『男はつらいよ』です。
1973年、75年、80年、95年と4回も出演しています。
寅さんと一番結婚しそうなヒロインでしたね。

『赤い運命』(1976年・TBS)のヒロインは山口百恵さん。
検事が宇津井健さん、被告人が三國連太郎さん、弁護士が有馬稲子さん。
豪華過ぎる!
マニアック過ぎてついていけないとか言っちゃダメですよ。

とにかくどんなドラマになるか、楽しみになってきました。
まさに夢の競演で、石坂浩二さんもこのメンバーと芝居をすることは、幸せを感じるほど楽しみのようです。
そういう雰囲気はきっと、画面にも表現されることでしょう。

1977年、NHKで放送された『男たちの旅路』の第1話「シルバー・シート」
鶴田浩二さん、水谷豊さん、桃井かおりさん主演のドラマですが、この時代にも高齢者の心情をテーマにしたストーリーが描かれていました。
脚本は山田太一さん。
「シルバー・シート」はあまりにも深い感動的な話でしたが、『やすらぎの郷』も大いに期待できますね。

まとめ

倉本聰さんが、どんなドラマを目指しているかということで、名前を挙げたのが喜劇王チャップリンでした。

チャップリンの『独裁者』は、前半は声を出して大笑いしてしまい、でも後半は強烈なメッセージを放つ。

まさにチャップリンの最高傑作だと思いました。

チャップリン映画のような喜劇を目指していることを知り、余計に期待してしまいますね。