2016年秋・フジテレビで22時から放送中の木曜劇場は『Chef~三ツ星の給食~』

「勝負はタイムアップで終わるんじゃない。諦めた時に終わるの」といつでも強気の三ツ星シェフ・星野光子(天海祐希)

水道管工事の影響で学校の水道からサビが混じった茶色い水が出て、当然給食は中止・・・と思ったら光子は「中止にはしない!」

子供たちが楽しみに待つ特製ピザとコーンポタージュを全力で料理します。

給食調理師補助の高山晴子を演じる川口春奈さんが最高に魅力的!

そして2017年1月からスタートの木曜劇場は、『嫌われる勇気』が放送されます。
アドラー心理学を心肝に染めた女性刑事が大暴れ!

ここでは、ドラマのキャストとあらすじ、見どころを紹介しましょう。

ドラマの重要な部分である「アドラー心理学」についても語ります。
ぜひ、ご覧ください!
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嫌われる勇気 ドラマのあらすじは?

ドラマの原案は、『嫌われる勇気』
著者は哲学者の岸見一郎さんと、ライターの古賀史健さん。

この本の内容は、劣等感を抱えた悲観的な青年が、アドラー心理学を体現した哲人の書斎を訪ね、アドラー心理学について対話します。
しかし、ドラマ『嫌われる勇気』は、その対話を再現するわけではありません。

アドラー心理学を、のめり込んで熟読し、探求し、心肝に染めた女性刑事が、難事件を解決していく一話完結のミステリー。

純粋に刑事ドラマとしても十分面白いストーリーに、プラスアルファとしてアドラー心理学を学べるという一石二鳥。

庵堂蘭子(あんどう・らんこ)は32歳独身、彼氏なし。
警視庁の花形・捜査一課の刑事で、いくつもの難事件を解決してきた敏腕です。

周囲の意見よりも自分流を押し通す蘭子。
他人の評価など全く気にせず、「人に好かれたい」「尊敬されたい」「嫌われたくない」という感情が皆無。

同僚の警察官から「ジコチュー」と言われても動じない欄子の武器は、アドラー心理学なのです。

そんな強気で怯むことを知らない女性刑事・蘭子とバディを組むことになったのが、28歳の青山年雄(あおやま・としお)。
まだ捜査一課に異動してきたばかりの若き刑事で、蘭子の暴走には戸惑うばかり。

ちゃんと説明してくれないし、一人で突然勝手に行動するし、青山は蘭子を嫌いになってしまいます。
しかし人に嫌われることを全く恐れていない蘭子にとっては何でもないこと。

確かに人は、人に嫌われたくない、良く思われたいという気持ちが、時にブレーキになることがあります。

そのブレーキが壊れている蘭子の行動力は迅速で、青山年雄はじめ周囲の刑事たちも振り回されっ放し。

蘭子が大学2年の時。
彼女が熱心に読んでいる本が「アドラー心理学」だと知り、興味を持った大文字哲人(だいもんじ・てつと)52歳。

大文字は、犯罪心理学を専門としている帝都大学文学部心理学科の教授。
大文字はアドラー心理学にも精通していて、蘭子に指導。

実はこの二人、特別な秘密を共有する関係にあり、警察もそのことを知りません。

蘭子と青山は事件を追い、大文字は犯罪心理学の鋭い見地から事件解決のためのヒントを送ります。

ドラマの中で随所に散りばめられるアドラー心理学。
全く新しい刑事ドラマがここに誕生しました。

嫌われる勇気 キャストを紹介

それでは、ドラマのキャストを紹介しましょう。

庵堂蘭子/香里奈

アドラー心理学を心肝に染めた警視庁捜査一課の刑事。
32歳独身、彼氏はいない。

人に嫌われることを全く恐れていない性格。
いつくもの難事件を解決してきた捜査一課のエース。

大文字哲人教授とは誰も知らない特別な秘密を共有いている。

香里奈さんは、最近も『SUMMER NUDE』『結婚式の前日に』と主演を務めドラマで活躍。
刑事役は、『ダーティ・ママ!』(2012年・日本テレビ)で経験していますね。

しかしこの時は、大暴走するルール無視刑事を演じた永作博美さんに振り回される新人刑事の役。
今度は、香里奈さんが暴走する番です。

主演の香里奈さんは、意気込みを語っています。

庵堂蘭子は生まれながらにしてアドラー心理学が身についた女の子であるため、きっと、これまでの人生はとても生きにくかったと思います。この作品を見て普段悩んでいることに対して少しでも気が楽になったり、前向きな気持ちになっていただけたら嬉しいです

青山年雄/加藤シゲアキ

警視庁捜査一課に異動してきた28歳の刑事。

人に優しく、爽やかに接し、正義感も強いが優柔不断な面もあり。
暴走する蘭子とバディを組み、散々振り回され、嫌気が差す。

加藤シゲアキさんの役どころは、アドラー心理学を知らない視聴者に一番近い目線。
そのため「嫌われる勇気」を持つ蘭子に戸惑いながらも、共に行動するうちに自然にアドラー心理学を知ることになるわけです。

NEWSの加藤シゲアキさんといえば、2001年だからかなり前でもまだ記憶に新しい『3年B組金八先生』の第6シリーズ。
この時の生徒役は豪華で、上戸彩、本仮屋ユイカ、平愛梨、佐藤めぐみ、斉藤祥太、中尾明慶さんと後のスターが勢揃い。

『時をかける少女』(2016年・日本テレビ)では生徒ではなく、高校教師。
しかし刑事役は今回が初めてですね。

加藤シゲアキさんは、ドラマの見どころを語っています。

シンプルに刑事ミステリーとしても面白いですが、そこに加わるアドラー心理学はとても新鮮で、斬新でした

加藤シゲアキさんは、香里奈さんとは初共演です。

大文字哲人/椎名桔平

帝都大学文学部心理学科の教授で、専門は犯罪心理学。
アドラー心理学をはじめ、ユングなどひと通りの心理学にも精通している。

毒舌が止まらない風変わりな性格で、どこか厭世的な厭味屋。
でも心理学の見地からの捜査協力は惜しまない。

椎名桔平さん演じる大学教授の名前は、哲人。
ドラマの原案である『嫌われる勇気』も哲人と青年の対話形式です。

加藤シゲアキさん演じる青山年雄の名前の中には「青年」の文字。
椎名桔平さんは、青山年雄との会話で、「哲人と青年の対話」を再現してみたいとやる気満々。

椎名桔平さんは、大文字哲人の人物をこう分析しています。

変人なのか、普通なのか、掴みづらい人物ですが、心理学を通して人間の持つ謎を最大限に追求しようとしている人だと思いました

実は、椎名桔平さんは映画『秘密 THE TOP SECRET』(2016年)でも脳科学の世界的権威を演じているんです。

椎名桔平さんは、香里奈さんとは、映画『輪廻』(2006年)で共演。
加藤シゲアキさんとは初共演です。
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嫌われる勇気 ドラマの見どころ

それでは、ドラマの見どころを見ていきましょう。

何といっても重要なのは「アドラー心理学
もちろんアドラー心理学とは何かを一言で説明することはできません。

1冊の本どころか、『嫌われる勇気』に続き、『幸せになる勇気』も発刊されました。
この2冊を合わせて180万部超の大ベストセラーです。

少しだけ簡単にまとめますと。

  • アルフレッド・アドラーはオーストリア出身の精神科医
  • アドラーは、フロイト、ユングと並んで世界三大巨頭と言われている
  • デール・カーネギーの名著『人を動かす』もアドラー心理学が反映されている
  • スティーブン・コヴィーの『7つの習慣』もアドラー心理学に近いと言われている
  • アドラー心理学は、ギリシャ哲学が根源
  • ソクラテス、プラトン、アリストテレスなど知の巨人たちが源流
  • アドラー心理学はギリシャ哲学と地続きの思想・学問

『嫌われる勇気』では、哲人が青年にアドラー心理学を語って聞かせます。

哲人は155センチの身長で、男としては低いと劣等感を感じていました。
しかし、友人から「人をくつろがせる才能に恵まれている」と言われ、考え直します。

低い身長ゆえに人を威圧しないことを知り、長所と短所は固定されたものではなく、コインの裏表のように捉え方一つ。
今は155センチの身長で劣等感を感じることはないと。

人は「人に好かれたい」「嫌われたくない」「人に凄い人と思われたい」
そういう欲求があります。

しかし哲人は、それは他人の評価という他人の課題だと。
結局、「自分はどう思われているか」という他人の評価ばかり気にするのは、自分のことしか考えていない証拠。

それよりも、人を勇気づけたり、人に何かを与える生き方が重要で、人から何かを与えられることばかり期待していたら変われない。

感情にも過去にも支配されない生き方を教えているのがアドラー心理学。

ソクラテスは一冊の本も出さずに、青年との対話を積み重ね、弟子のプラトンが代わりにソクラテスの本を出して世界に宣揚しました。
アドラーも著述には力を入れず、対話やディスカッションを重視していました。

アドラー心理学は対話を重視しています。

警察組織という上下関係の厳しい世界で、果たしてアドラー心理学を貫くことができるのか。
それにしても、ドラマの中で「アドラー心理学」を表現するということは、相当アドラー心理学に精通していないと無理だと思います。

プレッシャーをかけるわけではないけど、「その解釈違う!」とアドラー心理学を研究している人々からツッコミが入る心配も・・・。

当然、それなりの人が脚本をチェックすると思いますが、どのようにアドラー心理学がドラマの中に散りばめられていくのか、楽しみです。

香里奈さんの敏腕刑事ぶりに期待しますね。
クールな女性警察官は似合いそうです。

最初は蘭子を嫌っていた青山が、蘭子の実力を痛感し、尊敬し、刑事としても成長していくなかで、アドラー心理学も学ぶ。
そのプロセスも見どころの一つですね。

椎名桔平さんはどんな役でも演じ切れる役者。
『SPEC』シリーズでは、何度エスパーに葬られても再登場し、「あれは影武者だった」を繰り返す、タフを通り越した反則の刑事。

『生徒諸君!』(2007年・テレビ朝日)では、文科省の人間として先生と生徒を守り支える真剣な紳士。
今作の『嫌われる勇気』は、毒舌家の大学教授ということで、適役ですね。
蘭子との特別な関係も気になるところ。

『嫌われる勇気』というタイトルはインパクトがあると好評です。
勇気の心理学を学びながら、犯人探しのミステリーを思う存分楽しみたいと思います。

まとめ

唐沢寿明さん主演の『ナポレオンの村』(2015年・TBS)でも、ドラマの中でナポレオンの言葉がたくさん出てきました。
しかし格言と違って心理学の場合は、表現方法がもっと難しいと思いますね。

「嫌われる勇気」といっても、わざと嫌われるようにしているわけではないし。
アドラー心理学はもちろん自己中とは全く違います。

どのようにアドラー心理学をストーリーの中に溶け込ませるのか。
これは想像以上に大変なことだと思うのですが。

それだけに、見事にハマッたら本当に斬新な傑作が生まれるでしょう。