2016年秋・TBSで22時から放送中の金曜ドラマは『砂の塔』

上手く行っていなかった息子とようやく心が通い合った亜紀(菅野美穂)でしたが、全てを覆す卑劣な暴力事件が発生。
息子の命に及ぶ窮地を先に救ったのは、育ての親の亜紀ではなく、産みの親の弓子(松嶋菜々子)でした。

亜紀と航平(岩田剛典)の禁断の恋のゆくえも気になるところ。
結末が全く予想できない『砂の塔』もいよいよ最終章に突入していきます。

そして2017年1月スタートの金曜ドラマは『下剋上受験

偏差値41の娘と中卒の父が二人三脚で最難関中学受験に挑む奇跡の実話!

ここではドラマのキャストとあらすじ、見どころを紹介しましょう。
ぜひ、ご覧ください!

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下剋上受験 ドラマのあらすじは?

それでは、ドラマのあらすじを見ていきましょう。

祖父も中卒、両親も中卒という生粋の中卒の娘。
しかし、学歴がなくても、貧しくても、清く明るい家庭で幸せの日々・・・のはずが。

娘もやっぱり成績が悪いことを知り、ショックを受ける父。
「遺伝だから」

いや、それだけは認めたくない、認められない、せめて娘だけはエリートに!

その父親の熱い思いが娘を動かし、偏差値41の娘が塾にも行かず、家の中で父と一緒に猛勉強。
実話に基づいて描かれる愛と軌跡のサクセスストーリー!

父・桜井信一は、中学生の時、一応ヤンキーでした。
ヤンキーだけど学校には毎日通い、授業にも出る不良の端くれ。

算数までは何とかなりましたが、中学で数学になり、xやyの数式が出てくるとちんぷんかんぷん。
「算数+英語=数学」というのが、桜井信一の感覚。

xやyの数式を覚えて、社会に出てから何か役に立つのか?

先生に聞きたい気持ちもありましたが、そんなことを質問したらやる気があると思われるのでできない信一。

そもそも積極的に質問なんかしたらヤンキーらしくないと思いとどまり、余計授業についていけなくなりました。

最終学歴中卒の桜井信一ですが、今は妻子持ちの立派な社会人。
性格は明るく、お調子者で、話術は達者。

学歴はないけどユーモアセンスなら東大京大にも負けない自負あり。
妻の香夏子も可憐で、娘の佳織もかわいい。

下町に住む桜井信一は義理人情を重んじる熱い男です。

ところがある日、その幸福な生活に暗雲がたちこめます。
佳織が「全国学力テスト」を受け、最悪の結果でした。

このまま何も手を打たずにいたら、娘まで最終学歴中卒!?
三代続いた中卒って・・・江戸っ子じゃあるまいし何の自慢にもならない。

「それはダメだ!」

信一は、昭和初期ならまだしも、今の時代に「中卒」というだけで、どれだけ苦労したか。
「中卒」と聞いた瞬間にさりげなく離れていった友が何人いたか。

「大学は出ていない」と言うと、みんな「高卒か」と決め付ける時のあの侘しい空気。
娘だけにはそんな思いはさせてはならないと、一大決心する父・信一。

そこで信一が考えたのは、何と中学受験。
偏差値70の難関中学の受験をするという、まさにエリートコースを娘に走らせようと決めたのです。

しかし塾には通わせず、家の中で勉強するため、父・信一は、自分が猛勉強を開始しました。
自分が娘に勉強を教えるしかない。

でも中卒だから、ゼロから勉強するしかありません。

妻の香夏子は中学受験なんて反対ですが、信一は猪突猛進・一瀉千里。
父娘二人で平日は7時間以上、土日祝日は13時間以上の猛勉強。

テレビも見ない、冠婚葬祭も欠席、町内会の行事なんか知らない。
周囲からひんしゅくを買いながらも、目標に向かって突っ走るこの父娘を誰も止められません。

連立方程式や不定方程式がわかる愛娘!
少なくとも自分よりは頭いいかもしれないと一筋の光明。

何しろ娘の佳織は、諦めるということを知らない性格だったのです。

果たして佳織は、最難関中学の受験を突破することができるのでしょうか!

チャンスは平等にある!
人生を諦めないで!

幾重にも意味のあるメッセージが込められた挑戦の物語。
「お受験」に「スポ根」要素も加わった、ほとんど実話のドキュメント・ドラマです。

下剋上受験 キャストを紹介

では、見事に適役揃いのキャストを紹介しましょう。

桜井信一/阿部サダヲ

因数分解はわからくても、バイタリティ溢れる熱血漢。
娘への愛情は人一倍。

佳織と一緒に猛勉強することで、信一自身が学力だけでなく自信を手に入れる。

阿部サダヲさんの子育て奮闘記といえば、『マルモのおきて』が浮かびますね。

『アンフェア』ではちょっとワルな刑事を演じ、演技の幅の広さを見せました。
このドラマの原作である桜井信一著『下剋上受験』を読むまで実話だと知らなかった阿部サダヲさんはびっくり。

主演の阿部サダヲさんは、まじめなコメントを発表しました。

このドラマは、『絶対に諦めない』がテーマだと思います。自分自身もそういう思いで役者になり、こうなりたいと思っていたことを少しずつクリアしてきました。桜井信一という役を通して、そういう思いを伝えていきたいですね

桜井香夏子/深田恭子

桜井信一の妻で、彼女も中卒。
家族愛は人一倍で、無謀な中学受験には反対。

貧しくてもいいから明るい温かな家庭を築きたいと思っている。

深田恭子さんと阿部サダヲさんは、映画『ヤッターマン』で共演しています。
映画やドラマの主演・ヒロインは数えきれないほど多数の深キョン。

最近はグラビアでも大活躍で、「無敵のヴィーナス」と絶賛され、完全KOする男性ファンが続出。
しかし今回は平凡なお母さんの役。

深田恭子さんは、主演の阿部サダヲさんを立てる謙虚なコメント。

俺塾という言葉が出てくるのですが、私は阿部塾として、阿部サダヲさんのもとで一緒にお芝居できる空間を楽しみにしています

桜井佳織/山田美紅羽

信一と香夏子の娘。
素直で明るく元気な小学5年生。

誰に似たのか「諦める」という発想がない性格が強味。
偏差値41でも父と猛勉強して最難関の中学受験に挑む。

山田美紅羽さんは、2005年生まれの11歳。
今回オーディションで合格し、この大役を勝ち取りました。

ドラマの中でも「合格」できるのでしょうか。
彼女は全くの新人ではなく、映画やドラマで芝居の経験もあり、CMや舞台でも活躍しています。

山田美紅羽さんは、しっかりした言葉で意気込みを語っています。

今、受験を目指している人がこのドラマを見て『がんばろう!』という気持ちになれるように演じていきたいです

徳川直康/要潤

「徳川家康」ではなく徳川直康?
東京大学卒業のエリートで、大手ゼネコンの若き社長。

直康の娘・麻里亜も佳織と同じ最難関の中学を受験する、いわゆるライバル。
「エリートVS雑草」の図式が想像できてしまって怖いですね。

樽崎哲也/風間俊介

桜井信一の会社の後輩で、信一の味方。
哲也も中学受験を経験したエリートで、信一父娘の受験勉強を応援することになります。

桜井一夫/小林薫

信一の父で、やはり中卒。
偏屈な性格だが現場叩き上げの大工。

口下手で不器用ゆえに、信一とはあまり上手く行っていない。
でも香夏子と佳織には慕われている。

ほかにも魅力的なキャストがいますよ。
佳織のクラスの担任の先生・小山みどり(小芝風花)

そして信一の友達4人。
居酒屋店主の松尾(若旦那)
理髪師の竹井(皆川猿時)
酒屋店主の梅本(岡本浩暉)
大工の杉山(川村陽介)

阿部サダヲさんとのトークバトルが今から目に浮かびそうな顔ぶれですね。
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下剋上受験 ここが面白い!

それでは、ドラマの見どころを見ていきましょう。

原作者の桜井信一さんは、本当に面白い人です。
ブログを読めば、思わず笑ってしまうユーモアセンスが光ります。

「桜井信一」というのはペンネームで、娘が大学を卒業するまでは、実名を明かさない方向でいるようです。

そのため、近所の人にも自分がベストセラー作家であることを明かせない辛さ。
自分の作品がドラマ化したことを言えない切なさ。

もしも「奥さん役が深キョンって、本当にそんなキレイなの?」と言われたら。
「実物を見てから配役を決めたらしいですよ」と切り返し言葉を用意しているようです。

桜井信一さんは「面白い人」なので、阿部サダヲさんはまさに適役。

「奇跡の実話」と謳うと、必ず疑う人も出てくるのですが、本をつくる時に産経新聞出版に成績表など資料を全て提出しているから、紛れもなく実話なんです。

ドラマ全体は、阿部サダヲさんが笑いで引っ張りますが、重要なメッセージが物語の中に溶け込んでいますね。

「学歴よりも大切なのは学力と人格」
「結果も大事だけど、同じくらい過程が大事」

桜井信一さんは、中卒の自分を卑下し、劣等感も強かったのです。
自分のことを「団地の自転車置き場に長く放置されても誰も気づかない古びた自転車」と形容。

しかし、娘の佳織と一緒に猛勉強し、学力とともに自信を手に入れ、もともと持っていた長所が本領発揮されていくんです。
娘のために始めた受験勉強が、家族全体を変えていったのです。

人生、プロセスが大事なんですね。

ドラマの見どころの一つは勉強法です。
ちょうど1月から放送なので、まさに受験シーズンの真っ最中。

試験も始まる最後の追い込みの時期ですね。

佳織は小学5年の時から受験勉強を開始し、最初は塾へ行こうと思ったのですが、父の信一がやめました。
「塾へ行く最大のデメリットとは」

これがドラマの中で語られると思いますが、信一は塾のデメリットを見抜き、佳織は家で勉強するほうが良いと判断したのです。

かなり具体的な勉強法が紹介されると思うので、面白くて役に立つドラマになりそうですね。

『ビリギャル』の場合は塾講師という教育のプロが教えたわけですが、『下剋上受験』は中卒の父親ですからね。
娘のために必死に頑張る父親の姿は、大きな感動を呼ぶと思います。

要潤さん演じる徳川直康が、桜井親子との対立軸になる予感。

東大卒のリッチなエリートで、大企業の社長という社会的成功者。
片や中卒で貧しい落ちこぼれ。

身長差21センチの要潤さんと阿部サダヲさん。
二階からの上から目線で徳川直康が桜井信一を嘲笑顔でなじるシーンがありそうで怖いです。

学歴や年収だけで人を見下すセリフはドラマだということを忘れて頭に来ますからね。

でも頑張る親子を映し出すだけでは面白くないので、異なる価値観を持った登場人物がいることで、より深みが生まれると思います。

また要潤さんは、そういう悪い役も似合ってしまうんですね。

ヒロインの深田恭子さんを毎週見ることができるのも楽しみですが、小芝風花さんにも期待。
朝ドラ『あさが来た』であさ(波瑠)の娘役を熱演した小芝風花さんも、存分にその魅力を発揮してほしいと思います。

まとめ

ドラマではどこまで描くかわかりませんが、桜井信一さんは、今や作家だけではなく、講演の依頼も来て大勢の前でスピーチしています。

中卒の桜井信一さんが、受験生やその親に、家での勉強法を教えているのですから凄いですね。

有名大学を卒業しても、社会に出てから勉強していない人より、中卒でも今勉強している人の学力のほうが実践的かもしれません。

このドラマ『下剋上受験』は、受験だけではなく、「生涯学習」「生涯青春」という現代的なテーマが描かれるのではないでしょうか。

そういう意味で、全ての人に面白くてためになる話が毎週聞けると思います。